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第28話
自分の中でこの男を、吐き出した欲を...受け止めてやりたい。
あぁ、オレは...堕ちた。
はぁーっと、快楽の絶頂期に止めた息を吐き出すクロはスッキリしただろうがオレはまだパンパンなんだよ!クソっ。
「なんで」
いきなりの問いかけに息が整ってないオレは、吐息混じりの返事が漏れるように口から滑り出た。
「は?」
オレの唇をクロの大きな手が一文字を描くように引かれる。
「キス」
あぁ、あれか...
でも、お前はスッキリしてるかもだけど、オレはまだなんだよ!
「それよか、ちょっと擦って?」
噴火寸前の熟れた熱を吐いてないんだよ。
「っ...い、いのか?」
強請るように言えば、クロは驚いた様に聞いてくる。
「やり始めたの、おめーだろうが」
そう答えたら、オレの上にまた...
若いからって流石に...と思ったが、復活はぇえよ。
「うぁ、気持ち悪ぃ...」
下着の中凄い事になってんだろうな。
クロが嫌そうな顔を見せたが先に出したお前が悪い!
「な、早く...オレの良くして?」
オレも我慢出来ない...だから出させて。
「っ!りお、りおっ!」
オレの上で気持ち悪い下着のままオレのを復活したてのクロの下半身が擦ってくる。
堕ちたのを自覚した今、こいつのする事は気持ちイイ以外の何でもない。
「あっ、あっ、んっクロので、もっと擦って!」
甘い声で、強請ればクロは首筋に吸い付き、手でシャツの上から立ち上がった乳首を指で押し潰しては弾く。
「んっんんっ、あぁ、ぁ、も、イくっ...ふっ、ああぁぁ...」
クロに身体に触れられれば、どこでも快楽を拾う。
気持ち良さにオレは下着のなかに熱を放ったのをクロも気付いたんだろう。
「はっ...りお、ビクビクしてる、気持ちいい?」
ズリッと、緩く擦りつけて聞いてくるから、オレはその刺激に甘んじながら答える。
「んっ、い、良いよ...久し振りに人に、はっ...出して貰った」
ぼんやりしながら言ったら、ペちっと軽く頬を叩かれて目をぱちくり。
「りお、今度からは俺がりおの処理手伝うから...もう、他の奴とそういう事すんな」
うわぁ...なんか、恥ずかしい...いや、付き合わないよ!?
でも、やっぱり...クロのは凄かった。
すごく硬くて太くて、見てないけど酷くオレに存在感を植え付けた。
「...クロが居なくなるまでは、しない。」
まだ検査出来る時期でもないし、オレが感染してなければ...こいつは抱いてくれるのかな?
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