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第68話
なんの拷問だと問いただしたいが、そうも行かない...。
「んぁ、ちょ、クロ...直接は、やっぱ怖ぇ」
そう言ったら、クロが小さい袋から取り出した『ファイト1発薄皮1枚』と言う謎の商品名のゴムを取り出して、オレに着けた。
なんか、萎びたナンタラ...的な事書いてたけど、オレそんなに萎びてないからっ!
と、思ったら。
「ひぁっ!っ、なに!?冷たいっ!あっ、熱い...何これっ」
「ん、これだ」
箱裏に書かれた言葉に、なんのプレイだよと怒りたくなった。
『スーパーメントール配合』
余計な刺激与えるなっ!
そして!そしてだ!オレはこんなモノ買った覚えは、すずめの涙程も記憶にないっ、って事はだ...
「おま、っ...アイスは、ダミーかよ」
「アイスのついでた」
どっちが『ついで』なんだよっ!冷や冷やするし熱いし、オレがおかしくなるわ!
「気持ち悪かったか?」
「.........」
答えられねぇ!!!!
「あ、思ったよりクルな」
「ちょ、あっ!...」
オレのりおたん握りしめて、ゆるゆる動かすから、そこから熱がっ!
出るから、やーめーろー!!!!
「すげ、りおがビクビクしてる」
「おま、遊んでんなよ!」
「なんだよ、して欲しいんじゃねぇか...」
何なんだよそのドヤ顔っ!
てかオレ...翻弄されすぎです。
そして、クロ絶対素人じゃねぇ!
「ぅおぁ、ち、クロっ...」
色気も何もないけど...いきなりクロの指がっ!オレのりおたんをローションつけてエロい音出しながら、上下されたら変な声も出るだろ!?
「は、...りおが、色っぽい」
この男目がおかしいに違いない。
「クロっ、も、出したい...」
変な刺激で、もう限界。
「りお...潮ふいた事あるか?」
「は!?」
な、な、何言ってんのこの子!?
てか、男で潮吹きクジラになんかならんだろ?
「えっと、クロさんや?なんの勉強してたのか知らんけど、男は潮など吹きません!」
「書いてた...」
「は?どこに!?」
「ネット」
もう、クロにパソコンを貸すのをやめようと思った瞬間だった。
「オレで試すなよ!」
「でも、りおのアヘ顔見たい」
「...あーもう、萎えた!今日はやめるっ!
アヘ顔言うなアホ!
今日は、クロが悪いんだからな!イきそうだったのに!」
せっかくの〝りおたん〟が、ぐったりしたじゃないか!
それでもさっきまでの刺激と、愛撫でスグに到達点へと行けるからトイレ行こうと立ち上がろうとしたら、クロに腕引かれてまたもや定位置に逆戻り。
なんだこれ。
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