クロが何度もオレを突き上げて、飛び散る汗や絡み合う舌先。 繋がった場所はクロが動く度に、オレの脳天まで痺れさせて、理性を焼き切っていく。 ｢ぅぁ、ぁ、はっ、んっ、あっあっ、あっ｣ やっぱりか...クロの腰は体育会系だからかやたら早いんだよ。 スグに出るからやめて頂きたい。 あっあっあっと何度も上がる声を、クロは汗を滴らせながら悦に見下ろされるだけでゾクゾクと心まで震えてしまう。 ｢り...お、もっと？｣ 中がジンジンと痺れて、身体は喜びの頂点へ向かうのがわかった。 ｢もっ、と...クロがほし、い...｣ 随分と甘い言葉を引き出されたもんだな。 欲しいとは伝えても、それに名前などつけたことは無かったのに。 ｢んじゃ、しっかり俺をみて｣ そう言ってクロが見て来るから視線を合せたら、腰を上に引き上げられた。 ｢いっ、ひあっ！？｣ ｢りお、見えるか？俺と...繋がってる｣ 目の前にはオレの太ももがあってその奥に...繋がるオレとクロ。 ｢ぅ...ぁ、くるし、クロ苦しい...｣ ｢苦しいのか？気持ちいいと書いてたが｣ だ！か！ら！何で学ぶんだお前はっ！ 体勢を変えて、オレの片足がクロの肩に乗せられて、もう片方は...腕で支えられた体勢にされていわゆる横向き状態でクロが動きだした。 ｢んあっ、ああっ...｣ ｢っ...りお、食いちぎる気かよ｣ 知らんわ！こんな体勢でしたこと自体無いんだよ！ ｢やっ、ふつ、普通がっ、んっ｣ ぱちゅぱちゅと音が響く中オレの頼みが通じてオレの足が降ろされたと同時にオレの中のクロたんも位置が変わりオレの身体に痺れを引き起こした。 ｢ひっ、いやぁぁぁっ！！！｣ ...こんな声、上げたことねぇよ。 心拍が異常に拍動して、汗が一気に吹き出て、呼吸が乱れ身体がビクビクと萎縮を繰り返す。 ｢かはっ...っ、は...は...はっ｣ ｢イったか？｣ 優しく頬を撫でられてもオレの視線は宙を彷徨った。 ｢りお、好きだよ｣ そう言って、クロは再びオレの中を荒々しく掻き回し出した。 ｢やだ、も、いった！いったばっか！や、クロっ！やらっ｣ 舌も回らない中、オレの体がクロの動きをシッカリと捉え今どこで擦れてるのかが伝わって来てそれが段々首筋、顔、頭と上がった瞬間。 ｢りおっ、出るっ｣ クロも頂点へ向かった。 そして。 ｢やっ、クロんんっ、しゅ きぃ...！｣ オレはとんでもない言葉を吐き出して頂点を見た。