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第28話

「あ、っん」 自分の精液に解され、徐々に粘っこい音を立て始める。 手前ばっかり弄られ続けると、体が奥にもっと強い刺激を欲した。 内側から興る刺激を知っているから、余計貪欲になる。 彼の指を食むように、穴が窄まる。 自分の体の変化と心の拒絶の乖離具合がすごい。 感じたくないのに、体はもっと刺激を欲しがる。ちょっと泣けてきた。 「……んだよ、すげぇエロいじゃん」 穴に触れたまま、少し掠れた声で呟く。 「超感じてるし。すげぇよ、ヒクヒクしてるし」 経験があるから、とは口が裂けても言えない。 「でも感じたくないっていうの、すげぇ伝わってくるよ」 彼は意地悪そうに笑う。 「そりゃそうだよな、屈辱的だよな、こんな格好させられたらな」 そのまま奥深くまで指を突き入れられた。体の奥底で眠っていた熱が暴かれ、強く指を締め付けた。 「やめっ、ろっ、てぇ」 抵抗してももはや無意味なほどに、体は喜んでいた。 「ケツの穴で随分気持ちいいみたいだけど、本当に変態だなお前」 お前に言われたくねーよこのド変態が!大声出せたら言ってたよ。 今の俺はただただ喘いで、弱々しく首を横にふるばかりだった。

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