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Ⅲ【トリスタン】 第6話
体が熱い………
視界が潤む………
体内に溜まった熱が、一箇所に集中する。
「統帥、失礼します」
「アぅ」
アキヒトの手が下腹部のっ……
パイロットスーツを押し上げている部分を撫でてきて、はしたなくも膨らんだ雄を擦りつけてしまった。
(体っ……勝手にっ)
腰が動いてしまう。
アキヒトの手
もっと、もっと……触って欲しい。
一瞬弾かれた表情を瞳ににじませたアキヒトだったが。
すぐに目を細めて、フゥっと息を漏らす。
「統帥……可愛い♪」
円を描くように。
膨張した場所、クルクル撫でる。
「こんなに可愛い統帥、初めて見ました」
「フアぁン」
手の動きに合わせて、腰を回してしまう。
こすり付けるの、やめられないっ。
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