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Ⅴ【マルク】第28話
「オナニーは気持ち良かった?」
いつから、そこにっ。
ユキトに俺……ずっと見られていたなんて、そんなっ。
「ナツキはどうして悪い子なんだ?人前で、おちんちんを慰めるのは恥ずかしいコトなんだよ」
(違うッ)
これはオナニィじゃなくって!
たまたま、アソコがシーツとこすれてしまったから……アレがシーツと擦れない体勢を探していただけなんだっ。
「そもそも、おちんちんが勃ってるコト自体が恥ずかしい。いくら可愛くたって、立派な男性器なんだから」
だって。
幾らがんばっても、ココが萎えないからぁ~
寂しがり屋のアソコが、触って触って……って言うんだもん。
「あぁ、立派だと言っても勘違いするなよ。包茎は褒めてないから」
……手を使えば剥けるし。
「ナツキは根元結ばれて悦ぶ変態なんだから。
俺しかいないよ?こんなふしだらな猥褻物の世話ができるのは」
(ハぁア)
上半身を抱き起こされた。
背中に、ユキトの体温を感じる。
「……でも、リボンをほどくの我慢した事は褒めてあげるよ。いい子だね、ナツキ……」
チュッ
うなじを唇が吸った。
「ナツキがもっといい子になるように、俺が躾けてあげるよ」
カチャリ
後頭部の金属が外れた。
アイマスクがベッドに落ちる……
「光に目が慣れていないから、ゆっくり瞼を開けて」
額でユキトの手が、電灯の明かりを遮ってくれている。
「そう……ゆっくりと目を開けるんだよ」
数時間振りに戻った視覚……
薄く開いた瞼……
………………ヒィッ!
視界に飛び込んだモノに、戦慄(せんりつ)が走った。
目を疑う。
こんなの俺じゃない。
「ナツキだよ」
首を振って否定する俺の頭に、左右から両手が押し当てられる。
俺の目が映したモノ……
それは……
グチョグチョの陰毛
グチャグチャのピンクのリボン
先端から伝った白濁が根元を縛るリボンを汚して、裏側の玉袋にまで垂れている。
脚の中心で、血管の浮き出た悦び勇む熱塊がドクドク脈打っている。
包皮の先から、ほんの少し……ピョコンと顔をのぞかせた鈴口が上を向いて、プクリと蜜が盛り上がっている。
今か今かと解放を待ちわびる欲望で、ギトギトに濡れた肉棒……
(イヤっ)
「目を逸らすなよ。これが、ほんとうのナツキなんだから」
爪の先で弾かれて、ピュクンっ……と白濁が飛び散った。
「こんなに恥ずかしい肉を勃てて……お前は淫猥なメスなんだよ」
だから、俺だけが………
お前を愛してあげる
さぁ、おいで
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