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Ⅴ【マルク】第31話

そこはっ! ハッとして息を飲んだ。 「触って。俺がどれだけナツキを求めているか……知ってほしいんだ」 ドクドク脈打っている。 熱くて、大きくて、固い。 ……もう濡れている。 血管の脈動とか、張り出した先端のヌメリとか……指と掌がリアル感じる。 どうしよう。 手……離さなきゃいけないのに。 ソコに吸いついてしまったみたいに、手が離れない。 「これはナツキのものだから。もっと触っていいんだよ」 生々しい肉の棒の熱が、ドクドク脈打っている。 ……俺が欲しい、って 汁垂らして、固くいきり立ち、凶悪な形に膨張している。 ユキトの顔……すごくキレイ………………なのに。 下半身が、こんなにも恥ずかしい雄の欲を剥き出してる。 「俺も男だ」 端の掠れた声が耳元をくすぐった。 ………ビュクビュク 俺のアソコが反応した。 ビュクビュク ユキトのコレと同じになってる。 お汁が垂れて、気持ちよくなってる。 もっと気持ちよくなりたくて、血が集まってはぜてしまいそうだ。 「ナツキも興奮した?」 (ヤ、ハぅッ) 意地悪な肉棒の先っぽで、俺の怒張を突っつく。 恥ずかしい! ユキトのが固くて立派な分、余計に。 「腰が揺れてるね。ナツキの大好物、ココに食べさせてあげるからね」 今度は亀頭を、後ろの秘された孔に押し当ててグリグリ~するものだからっ。 「アヒァアーッ!」 予期せぬ刺激に、悲鳴にも似た甘美な毒を孕んだ声がついて出た。 ………………声が、 …………………………出た。

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