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Ⅴ【マルク】第32話
「ナツキ……声?」
(俺の声が戻った)
「出るようになったの?」
「ハヒィ、ヒィィィ~ぅ」
ユキトっ。
先っぽが、大事な後ろの蕾に当たってるッ
「ちゃんと出る。良かった、声戻ったね」
「アヒィ~~」
ユキトォォー!!
グリグリがっ!!
お前のグリグリのせいで、俺……情けない悲鳴しか上げられない。
「もしかしてナツキ、まだ言葉はしゃべれないの?」
「ヒィヒィ、ハぅアッ!」
違う!
喋れる、たぶん。喉の状態は万全だ。
言葉にならないのは、ユキト!
(お前がグリグリッて!)
いきり立った雄を、大事な蕾にこすりつけるから。
「ハフゥ~……ヒッ、ヒィ」
「少し声を出す練習しようか。声帯を震わせる事で、言葉も戻るかも知れない」
グリグリ
違う!
ユキト、お前のせいだ。
今すぐ、そのグリグリをやめてくれたら、俺は話せる!
「ナツキ、がんばるんだよ。俺が力になってあげるからね」
パクリ
脚の付け根のソレが、生暖かい感触に包まれた。
ユキトの口が、俺の雄食べてるっ★
「ヒィヤアァっ!アッアッ!」
激しいストロークで、熱脈が一気に最高点まで上った。
イクぅぅーッ!!
イっちゃう~アァン、ヤァー!!
ヒィィー、イカせてぇ!!
イカせてぇぇ~~!!
根元をきつく縛られて、白い涙を流す事しかできない。
「フヒィ~~………ユ、キ…トぉ~」
「ナツキ!」
ようやく俺の声にユキトが反応してくれた。
「がんばったね、言葉が出るようになってるよ!」
「ユキ…ト……俺、はやいのっ。そーろぅだからァ」
もう無理ぃ
「イカせてぇぇ~」
「分かった。一緒にイってあげるよ」
お願いしたのに、根元の戒めを解いてくれない。
体重を乗せたユキトが、自身の剛直を押し当てて、二本まとめて扱 く。
「ヒゥッ」
アッアッアッアッ!
獣じみた嬌声と、ヌチャヌチャ皮のこすれる水音
二本の雄の絡まる熱が、快楽となって押し寄せる。
目の前がチカチカする。
真っ白な衝動に飲まれる。
出るッ、出るッ!
お汁きたァァっ!
白い熱が重い玉から上ってくる。ほどいてッ、リボン!
イ、イクゥゥゥ~~ッ!!
ドッと全身から汗が噴き出す。
酸素を求めて口をパクパクする。
出させて!!ユキトぉぉぉーッ!!
グチョグチョのリボンの戒めがほどかれる。
噴き出した真っ白な情動に理性が消えた。
「……ァアッ」
くぐもった低いうめきと一緒に、ユキトの情動も解き放たれた。
どちらのものかも分からない白濁のミルクが、顔に飛散する。
ピュクピュク、ビュクン!
断続的な射出が、まだ止まらない。
ハァハァハア……ハァ
顔が熱を帯びている。
飛んできた白い飛沫が熱い。
チュウゥゥーッ
俺の体っ、なにが起こったんだ!
胸に付きそうなくらい、膝を持ち上げられて。
剥き出しの蕾に………
ユキトの口が吸いついてる!!
「休む時間なんてあげない」
チュウゥゥ
唇が後淫を舐める。
「ヤっ、俺…イったばかり」
「俺もだけど。なにか問題ある?」
「ファア~ッ」
舌と口が俺の蕾、虐めるぅ~
「ここからが本番だよ。……ナツキ、気持ちよくなろうね」
ユキト………絶倫だ。
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