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Ⅵ【ファウスト】第18.5話 -1 (朝■■編)
《Good morning, Lovely son of praise!
~〔朝■■編①〕~ 》
目を覚ますと、俺の体はすっぽり……ユキトの腕の中にいて……
腕と脚で、ぎゅうってされている。
ユキトの抱き枕になったみたい
……なんか嬉しいかも。
「ん……」
身をよじったユキトの吐息が、首筋にかかる。
起きたのかな……って思ったけれど。
まだ寝ている。
ユキトも、すごく疲れてたんだ。
口には出さないけど。
長い睫毛を伏せた瞼が間近にあって……俺、ユキトの寝顔見ちゃった。
胸があったかくなる。
こういうのを幸せって言うのかな。
……あっ。
でも~
身をよじったせいで体勢が変化して……
(これは、まずいかも…知れない)
脚と脚が絡み合って、抱き枕は抱き枕でも……エッチの増した抱き枕になってる。
どうしよう~
ユキトの……アレ、当たってる。
膨らんだヤツ
性的なものではない。
………朝勃ち……だから。
きっと、楽な格好で眠りたかったのだろう。
ズボンのフックを外して、ジッパーも上まで上げていないから
先っぽが、生だ……
ピョコンっ
布地の面積の小さいビキニパンツから、飛び出してしまってる。
辛うじて竿部分はズボンに収納されているが、雄の先端が「おはよう」してしまってる。
大きいと、こんなふうになるのか……
……俺のじゃ無理だ。悔しいけど。
べ、別に悲しくないからなっ。
……って、そうじゃない!
密着した体
脚の付け根のコレ、どうしよう~
ユキトが起きる気配はない。
いや、寧 ろ今は起きないでほしい。
起こさないように、そっと……俺が体を抜いて体勢を変えるから。
「うっ」
ユキトの力強くて、身動きできない。
嬉しいけど、今はちょっと複雑。
そうだ。
俺がユキトを収納してあげればいいんだ!
ぎゅっと抱きしめられてるけれど、手を伸ばしたら、なんとかなりそうだ。
ごめん、ユキト
少しだけ触らせてくれ。
……ジッパーを上げて……挟まないようにしないとな。
カリの張った先端に触れる。
………昨日、俺はコレを挿れたんだ。
………って、ダメダメ!
いまは無心だ。
ユキト自身を収納する事だけを考えよう。
もう少し……あとはジッパーを上げれば……
「……ぅん~」
えっ………………
ユキトの瞼、開いた。
黒い双眸と視線が絡む。
「……ナツキ、おはよう」
「お、おはよう……」
俺の左手………………ユキトのムスコ触ってる~★
どどど、どうしようーっ
ユキトっ、寝惚けていてくれー!
「……俺、もしかして…ナツキに襲われてるの?」
ギャー!気づかれたッ
ちがう!ちがうんだ、ユキト!
誤解だァァァーッ!!
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