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Ⅵ【ファウスト】第57.5話 (おまけ+)⑧
《おまけ+》
- Romantsch hört nicht auf .
〔ロマンチックが止まらない〕⑧ -
ハルオミさん……
あなたは恐ろしい男だ。
俺のプシューの判断が、あと数秒遅かったら、あなたの《トリスタン》が、俺のお尻に向けて発射されていたかも知れない……
白いプロミネンスに、俺の下腹部はドロドロに飲まれていただろう。
だが。俺は止めたよ。
これからも止める。
《トリスタン》も、あなたの《トリスタン》も、両方な。
しかし………
(これは《トリスタン》阻止の代償なのかっ)
通信パネルに手をついた体が、膝から崩れ落ちそうだ。
クッ……あなたの言葉が、呪いとなって俺の体に駆け巡る。
あなたはやはり、シュヴァルツ カイザーだ。
あなたの残した言葉が、俺の思考を支配している。
『相互オナニー』
未知のプレイに、俺のジャイアント・キャベンディッシュは、カチカチの氷バナナだ。
嗚呼 。あなたのプロミネンスで、俺の氷バナナを解凍してくれ!
………ハルオミさん、相互オナニーしたいよ!
あなたとオナニーで、想像の中で合体したい。
俺も発射したいんだ。
俺の《リトル・トリスタン》を!!
「~~~」
……って、おい!
「誰が《リトル・トリスタン》だァァーッ!」
『君の一口サイズ氷バナナの事だよ』
真面目かッ
答えるな!エロワードで!
それと、俺のはジャイアント・キャベンディッシュ!
『さぁ。君の一口サイズ氷バナナを解凍してあげよう!
私のココは、君だけの《トリスタン》だよ!』
「やかましいわーッ!」
『私は思考を読み、思考を操るシュヴァルツ カイザーだ。君の思考は代弁した。我慢しなくていいんだよ』
「あなたかっ!冒頭の心の声ナレーションはッ!」
『君の思考は読み切った。寸分狂いのない完璧な心の声ナレだっただろう』
「狂っとるわ!」
寸分どころか、180度狂っとる!
『君自身ですら気づいていない深層心理を、読み解いたに過ぎないよ。
ナツキ……心の声を解放するんだよ』
「俺は………」
そう、俺は…………
「……見られたい。ハルオミさんに恥ずかしい俺を見られて、臨界まで興奮したいんだ」
『君なら臨界点も突破できるよ。淫乱包茎氷バナナが、もう溶けかけてるんだろう?やらしいね』
「ァアン~。触ってないのに、先っぽからシロップ出てくるぅ~」
『タマまで垂れてしまってるじゃないか。手を休めちゃ、いけないねぇ。
ネバネバ シロップをしっかり、カチカチ氷バナナに塗り込むんだよ』
「アフゥ……はぁい、ハルオミさぁんゥ~。アっ、アっ、アっ、アっ」
『おやおや、もうカウントダウンに入ってしまったのかい?』
「俺の《リトル・トリスタン》発射準備完了しましたぁ~」
『アァ、可愛いカチカチ《リトル・トリスタン》だ。プルンプルン振って、食べてしまいたくなるよ』
「食べてー。プロミネンスでハルオミさんのお口、汚したいよぅ」
『可愛い事を言うお口は塞いでしまうよ。私の《トリスタン》で』
「ヤァン。ハルオミさんの《トリスタン》、ヘヴィ級で入らない~♥」
『デカマラ好きのお口は嘘つきだね』
「好きなのは、ハルオミさんのだから~。
大きいから、ハルオミさんの《トリスタン》もっと好きになっちゃったのぉ~♥」
『やっぱり、君は巨根好きじゃないか。
素直に言えたご褒美だよ。胸の小さなチョコレート色の発射ボタンを押す事を許可しよう』
「チョコレート乳首スイッチ、押しまーす」
『右の乳首スイッチが、君の《リトル・トリスタン》。
左の乳首スイッチが、私の《ビッグ・トリスタン》だよ』
「はぁい」
『同時発射だよ、いいね?』
「早くぅ~」
『角度調整だ。モニターの君の顔に向けて、私の《トリスタン》が射出準備完了だ』
「デカいの、反り返ってるぅ♪筋がドクドクして上向いてるぅ~」
『興奮するだろう。アァっ!金玉から、プロミネンスがせり上がってきたよっ↑↑↑』
「俺もぉ~ッ。白いの……ァウッ、出っ出るゥゥゥーッ!!」
『カウントダウンだ!』
「3 、2 、1 」
『3 、2 、1 』
『Achtung , Feuer !!』
~~~💢💢💢
「……おいッ!!💢」
『完璧な深層心理の読みだろう』
「どこがだッ!勝手に心の声ナレするな💢」
ミニドラマ付きで……ショートコントかッ。
『さぁ!一緒に『Achtung , Feuer !!』だ♥』
「せんわーッ!!💢」
プシュー
「……ナツキ。そのボタン、さっきも押してたけど、艦内放送スイッチだよ」
「………え?」
「ピンポンパンポーン♪……って、鳴らすやつ」
ピンポンパンポーン♪
「ほんとだ。鳴った」
………って~★
「知ってんならユキト、早く教えろよッ」
『さぁ!私と一緒に『Achtung , Feuer !!』を♥』
「せんわーッ!!!💢」
〈切なさは(フー)止まらない〉
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