211 / 288

Ⅵ【ファウスト】第57.5話 (おまけ+)⑧

《おまけ+》 - Romantsch(ロマンティッシュ) hört(ホルト) nicht(ニヒトゥ) auf(アウフ). 〔ロマンチックが止まらない〕⑧ - ハルオミさん…… あなたは恐ろしい男だ。 俺のプシューの判断が、あと数秒遅かったら、あなたの《トリスタン》が、俺のお尻に向けて発射されていたかも知れない…… 白いプロミネンスに、俺の下腹部はドロドロに飲まれていただろう。 だが。俺は止めたよ。 これからも止める。 《トリスタン》も、あなたの《トリスタン》も、両方な。 しかし……… (これは《トリスタン》阻止の代償なのかっ) 通信パネルに手をついた体が、膝から崩れ落ちそうだ。 クッ……あなたの言葉が、呪いとなって俺の体に駆け巡る。 あなたはやはり、シュヴァルツ カイザーだ。 あなたの残した言葉が、俺の思考を支配している。 『相互オナニー』 未知のプレイに、俺のジャイアント・キャベンディッシュは、カチカチの氷バナナだ。 嗚呼(アァ)。あなたのプロミネンスで、俺の氷バナナを解凍してくれ! ………ハルオミさん、相互オナニーしたいよ! あなたとオナニーで、想像の中で合体したい。 俺も発射したいんだ。 俺の《リトル・トリスタン》を!! 「~~~」 ……って、おい! 「誰が《リトル・トリスタン》だァァーッ!」 『君の一口サイズ氷バナナの事だよ』 真面目かッ 答えるな!エロワードで! それと、俺のはジャイアント・キャベンディッシュ! 『さぁ。君の一口サイズ氷バナナを解凍してあげよう! 私のココは、君だけの《トリスタン》だよ!』 「やかましいわーッ!」 『私は思考を読み、思考を操るシュヴァルツ カイザーだ。君の思考は代弁した。我慢しなくていいんだよ』 「あなたかっ!冒頭の心の声ナレーションはッ!」 『君の思考は読み切った。寸分狂いのない完璧な心の声ナレだっただろう』 「狂っとるわ!」 寸分どころか、180度狂っとる! 『君自身ですら気づいていない深層心理を、読み解いたに過ぎないよ。 ナツキ……心の声を解放するんだよ』 「俺は………」 そう、俺は………… 「……見られたい。ハルオミさんに恥ずかしい俺を見られて、臨界まで興奮したいんだ」 『君なら臨界点も突破できるよ。淫乱包茎氷バナナが、もう溶けかけてるんだろう?やらしいね』 「ァアン~。触ってないのに、先っぽからシロップ出てくるぅ~」 『タマまで垂れてしまってるじゃないか。手を休めちゃ、いけないねぇ。 ネバネバ シロップをしっかり、カチカチ氷バナナに塗り込むんだよ』 「アフゥ……はぁい、ハルオミさぁんゥ~。アっ、アっ、アっ、アっ」 『おやおや、もうカウントダウンに入ってしまったのかい?』 「俺の《リトル・トリスタン》発射準備完了しましたぁ~」 『アァ、可愛いカチカチ《リトル・トリスタン》だ。プルンプルン振って、食べてしまいたくなるよ』 「食べてー。プロミネンスでハルオミさんのお口、汚したいよぅ」 『可愛い事を言うお口は塞いでしまうよ。私の《トリスタン》で』 「ヤァン。ハルオミさんの《トリスタン》、ヘヴィ級で入らない~♥」 『デカマラ好きのお口は嘘つきだね』 「好きなのは、ハルオミさんのだから~。 大きいから、ハルオミさんの《トリスタン》もっと好きになっちゃったのぉ~♥」 『やっぱり、君は巨根好きじゃないか。 素直に言えたご褒美だよ。胸の小さなチョコレート色の発射ボタンを押す事を許可しよう』 「チョコレート乳首スイッチ、押しまーす」 『右の乳首スイッチが、君の《リトル・トリスタン》。 左の乳首スイッチが、私の《ビッグ・トリスタン》だよ』 「はぁい」 『同時発射だよ、いいね?』 「早くぅ~」 『角度調整だ。モニターの君の顔に向けて、私の《トリスタン》が射出準備完了だ』 「デカいの、反り返ってるぅ♪筋がドクドクして上向いてるぅ~」 『興奮するだろう。アァっ!金玉から、プロミネンスがせり上がってきたよっ↑↑↑』 「俺もぉ~ッ。白いの……ァウッ、出っ出るゥゥゥーッ!!」 『カウントダウンだ!』 「3(スリー)2(ツー)1(ワン)」 『3(ドライ)2(ツヴァイ)1(アインス)』 『Achtung(アハトゥング), Feuer(フォイヤー)!!』 ~~~💢💢💢 「……おいッ!!💢」 『完璧な深層心理の読みだろう』 「どこがだッ!勝手に心の声ナレするな💢」 ミニドラマ付きで……ショートコントかッ。 『さぁ!一緒に『Achtung(アハトゥング), Feuer(フォイヤー)!!』だ♥』 「せんわーッ!!💢」 プシュー 「……ナツキ。そのボタン、さっきも押してたけど、艦内放送スイッチだよ」 「………え?」 「ピンポンパンポーン♪……って、鳴らすやつ」 ピンポンパンポーン♪ 「ほんとだ。鳴った」 ………って~★ 「知ってんならユキト、早く教えろよッ」 『さぁ!私と一緒に『Achtung(アハトゥング), Feuer(フォイヤー)!!』を♥』 「せんわーッ!!!💢」 〈切なさは(フー)止まらない〉

ともだちにシェアしよう!