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「ぁ……、うぅ」  最初はおっかなびっくり差し入れた指を、二本にし、三本に増やす頃には日向のそこはぬかるんだようにとろけていた。逸也の腕にしがみつき、濡れた瞳で見上げてくる日向がたまらなく扇情的で、アイドリング状態だったスーパーマグナムが暴発しそうだ。 「ひなた……ダメだ、もう限界。挿れたい」 「ん、イチさん、きて」  めりめりと飲み込まれる感覚に目眩がしそうだ。熱くて狭くて気持ちいい。すべて収めた瞬間に、激しく出し入れしたい衝動に耐えるためきつく目を閉じた。 「は……、すげ、ぇな、ぜんぶ入った。痛くないか?」 「だいじょぶ、です。……イチさんは?」 「めっちゃ気持ちいい」  安心したように日向が薄く微笑んだ。愛しくて尊い笑顔にキスを落とす。深くて甘くて、けれど感電したようにしびれるような。  すぐにでも欲望のまま突き動かしたい衝動を飲み込んで、できるだけこの細い体に負担がかからないよう緩やかに腰を使いながら、逸也はキスを落とし続けた。

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