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宗ちゃんが動く度にグチュ、やらゴポやら音が鳴るのが嫌。
何度目かの中出しをされ、俺ももう何回も達してしまって頭が回らへんし、自分が何を言うてるんかもわからんくなってきてる。
それくらい、気持ちいい。
「あ、あー…そこ、そこ、好きぃ…」
「ああ、ここだろ」
「は、あぁぁっ、んっ!」
射精もできひんで何度も達する俺に宗ちゃんは口元を緩める。
「琴音」
「…ん」
べーって舌出した宗ちゃん、キスすんのかなって俺も舌を伸ばす。舌先が触れただけで体がビクビク震えてまうのは、もう末期やな。
「ぅ、ぁ…」
「お前、さっきからずっとイってんな」
「あ…気持ち、い…」
「そうだな」
頭を撫でられて、いつの間にか流れてた涙を宗ちゃんが拭ってくれる。
「宗ちゃん」
「何」
「もっと…」
宗ちゃんの手をそのまま掴んで指を舐める。
骨ばった男らしい手、この手がいつも俺のことを愛してくれるって思うと、愛おしくて仕方ない。
「ああ」
「俺、好き…宗ちゃんのこと、好き…」
「知ってる」
「宗ちゃんは…?」
「好きだ」
舐めてた手が遠ざかる。代わりに宗ちゃんの顔が近づいてきて、またキスをした。
***
行為を終えて宗ちゃんと風呂に入る。
中に出されたのを宗ちゃんが指を突っ込んで掻き出してくれる。それはええんやけど、いちいち感じてもうて、それに気を良くした宗ちゃんにまた風呂で一回抱かれた。
「うー…」
「辛いか?」
浴槽につかり宗ちゃんにもたれ掛かる。
首筋に何回もキスをして印をつける宗ちゃんは無視して、唸ると心配をする声をかけられた。
「今日はもう立たれへん」
「ああ、だろうな」
「煙草」
「わかってる、さっき買いに行かせた」
内股をサラリと撫でられてピクッと反応してしまう。まだ全然敏感なのが抜けてないみたい。
「あかん、触らんで」
「何でだよ」
「まだあかんの」
宗ちゃんの後頭部に腕を回して、振り返る。こっちに来てって顔を引き寄せてキスをしたら嬉しそうに口角を上げて笑ってる。
「お風呂上がろ」
「ああ」
ゆっくり立って、けど足がガクガクで宗ちゃんに支えてもらいながら風呂から出て体を拭く。服を着て部屋までおんぶしてもらって、綺麗になったベッドに降ろされた。
「火、ちょうだい」
「ん」
部屋に戻ってくるまでに組員さんが煙草をくれて有難く受け取りすぐに口に咥え火を点けた。
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