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ある日の夜、「疲れた…」って両腕を上げて伸びをした宗ちゃん。今日はずっと仕事でパソコンしてたし、そりゃ疲れるよなぁって、宗ちゃんの後ろに回って肩を揉んであげる。
「あー…気持ちいい」
「俺上手いやろ」
「ああ。…やべえ、寝そう」
「それはあかん!じゃあ先風呂入ろ?それからマッサージしたげるから」
俺の言うことを素直に聞いてくれた宗ちゃん。
一緒に風呂入って、ベッドにうつ伏せに寝転んだ宗ちゃんの上に跨って肩を揉む。それから腰やら足やら手やらマッサージしてあげてるうちに、ほんまに寝てもうた。
まだ夜の8時って、寝るには早い時間やったから、宗ちゃんに布団をかけてあげて、俺はソファーに座りテレビを見る。
バラエティ番組やドラマを見てたら時間は潰せて、10時になった。
ちょっと眠たくなってきたし、電気を消して宗ちゃんの隣に寝転ぶ。
スリスリって宗ちゃんに寄って、目を閉じたら暖かくてすぐに眠りに落ちた。
「ん…」
次の日の朝、起きたら体が動かんくて、えっ、と焦っていると宗ちゃんが俺を抱きしめてるだけやった。
「おはよう」
そんな宗ちゃんは起きていて俺の頬にキスを落とした。
「…おはよ」
「昨日はありがとな」
「ああ、ううん。いいよ」
宗ちゃんに抱きついて「もうちょっと寝たい」って言えば背中を撫でられて「いい」と返事が来た。
「あ、体、ちょっと楽なった?」
「大分」
「…よかった」
睡魔に引っ張られて目を閉じる。
そんな俺の目元にまたキスを落としてくる。ほんま、俺のこと好きやなぁって思いながら、その後二度寝に入った。
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