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いってらっしゃいのキス+エロ=の答えは? 2
※微エロ注意
一緒に寝たい、せめて写真を撮らせてとごねる遼介を部屋から追い出し、鼓は眠りについた。
朝になると、遼介はもうリビングで荷物をいくつかまとめていた。
「...」
じっとその光景を部屋から見つめていると、振り向きもせず遼介が「つーくんおいで?」と声をかけてきた。
(後に目でもあるの?)
不思議に思いながら鼓はリビングに出る。
「...おはよう、ございます」
「こんにちは、でしょ。お昼だよ?」
時刻は11時半。夜中に起きてしまったためか、この時間に起きてしまったのだ。
「もう行くんですか?」
「うん、早めに来いって言われたから」
「そうですか」
「つーくん、寂しいって顔に書いてあるよ」
「ないです」
ぷいっとそっぽを向く。
(もう少し素直になれたらなぁ......寂しいのは寂しいんだから)
「もう少し素直になれたらなぁ......寂しいのは寂しいんだから」
「...」
ふっ...と鼓は表情を緩めた。そうだ、別に口に出す必要は無いんだった、と。言わなくても、謎のテレパシーで心の中を読んで甘やかしてくれるんだから。
「合ってた?」
「全部...合ってます」
「じゃあ、つーくんおいで」
振り返り両腕を広げた遼介の胸に飛び込む。
「ん〜、つーくんいい匂いがする」
「へんたい」
「俺もつーくんと同じ匂いがする...ああ、同棲してるみたい、最高」
「同棲って......同棲は、婚姻関係のない2人がするものですよ」
「そっか、俺とつーくんは結婚したもんね。同居になるのか。.........そのうち、マイホームとか欲しいね」
そうですね、と鼓は寂しさを紛らわせるために会話を続ける。話していれば、安心できるから。
「つーくん、キスしていい?」
「額にですか?」
「まさか」
唇を指でそっと撫でられる。
「前は、みんなに見せつけるためにしたからね...もっとちゃんとしたの、してあげたい」
「...ど、うぞ」
目を瞑り大人しく唇を待つ。
「つーくんのキス顔.........っ」
(なんか聞こえたけど無視...滾るとか聞こえたけど、無視!)
そっと、唇に唇が押し付けられる。こうして2人だけで、部屋の中でするのははじめてだ。一回目は登校時に、2回目はクラスの前。どちらも見せつけるためである。
何度か優しく触れ合ったあと、上唇を舐め上げる。また触れ合い、首筋をそっと指でなぞった。その指は、首筋から鎖骨、顎下と伝い、最後は耳に触れた。
「!」
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