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氷点下ブリザード 8
※会話文多めです
『なんでお前普通に話してんだよ』
『なんのことだ』
『昨日メールで送っただろ、涼川のこと無視して嫌がらせするって』
『.........ああ、そうだっけ』
『そうだよ!まぁもういいけど。次の授業からお前も話しかけんなよ』
『なんで?』
『っ、だから今言っただろ!メールで送った通り―』
『違う、それをする理由だよ。涼川なんか悪いことした?』
『だって、あいつ俺らのこと見下して...』
『だから?涼川は俺のこと見下しても来ないし、ちゃんと教えてくれるけど?むしろ先生よりわかりやすい』
『!心の中でのどう思ってるかなんてわかんないだろうがっ』
『そんなん俺読心術なんて持ってないから知らない。お前、そんなことに怯えながら友達作ってんの?』
『ち、がう...けど』
『お前にとっての友達ってなんなの?自分の悪い所とか知ろうともしない都合の良い相手?』
『......』
『俺が誰と話そうと誰と友達になろうと関係ないよな?』
『勝手に言ってろ!あんな王様気取りなやつの友達になりたいなんて頭おかしいだろ!』
『......』
一度は静かになった隣だが、また騒がしくなる。今度は数人が寄ってきているようだ。
何かを話始めようとした時、酷にもチャイムが鳴りバラバラと数人は席に戻っていった。
(すっごい聞いちゃいけないこと聞いちゃった気がする。なんかこう、気恥しいのは......友達だって思われてたからかな)
これ初友...?と伏せながら悶える鼓。
―俺が誰と話そうと誰と友達になろうと
(いやいや、俺とは限らないだろ)
冷静さを取り戻し、授業の準備を始めた鼓は、携帯が光っていることに気づいた。
(先輩から...)
先生がまだ来ていないことを確認し、鼓はメールフォルダを開いた。
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