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Happy Birthday 1
本編は一旦止めさせて頂き、誕生日編をやっていこうと思います
今日、10/17は遼介の誕生日
Happy Birthday 遼介!
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細い両腕に大量の袋を抱え、鼓は走っていた。
10月17日、それは遼介の誕生日である。
それを聞かされされたのは昨日であり、加えてそのことを話したのは本人ではなく志帆だ。
『そう言えば、鼓くんは明日何するの?』
『...?何もしませんけど。明日何かありましたっけ』
『あれ、遼介明日誕生日だよ?聞いてないの〜?』
またまたぁと笑う志帆は、だんだんと青ざめていく。
なんで知らないんだ、と思っている志帆となんで言ってくれなかったんだ、と悲しい気持ちになる鼓が出来上がる。
『と、取り敢えずケーキ作ります...』
『あ、うん!そうするといいよ!遼介甘いもの大好きだし』
『ウェディングケーキで満足してくれますかね』
『............むしろ多すぎだよ?』
このような会話であった。
そうして当日、鼓は急いで材料を調達し遼介より先に寮に戻ったのだった。誕生日のことを聞いたのは夜(突然志帆が訪問した)であったため、買いに行く時間はなかったのだ。
「よし!食べてもらえなかったら悲しいけど取り敢えず作る!」
腕まくりをし、早速ケーキ作りに取り掛かった。
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