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Happy Birthday 1

本編は一旦止めさせて頂き、誕生日編をやっていこうと思います 今日、10/17は遼介の誕生日 Happy Birthday 遼介! ******************* 細い両腕に大量の袋を抱え、鼓は走っていた。 10月17日、それは遼介の誕生日である。 それを聞かされされたのは昨日であり、加えてそのことを話したのは本人ではなく志帆だ。 『そう言えば、鼓くんは明日何するの?』 『...?何もしませんけど。明日何かありましたっけ』 『あれ、遼介明日誕生日だよ?聞いてないの〜?』 またまたぁと笑う志帆は、だんだんと青ざめていく。 なんで知らないんだ、と思っている志帆となんで言ってくれなかったんだ、と悲しい気持ちになる鼓が出来上がる。 『と、取り敢えずケーキ作ります...』 『あ、うん!そうするといいよ!遼介甘いもの大好きだし』 『ウェディングケーキで満足してくれますかね』 『............むしろ多すぎだよ?』 このような会話であった。 そうして当日、鼓は急いで材料を調達し遼介より先に寮に戻ったのだった。誕生日のことを聞いたのは夜(突然志帆が訪問した)であったため、買いに行く時間はなかったのだ。 「よし!食べてもらえなかったら悲しいけど取り敢えず作る!」 腕まくりをし、早速ケーキ作りに取り掛かった。

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