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Happy Birthday 3
ケーキと遼介の好きな物、チキン、それから軽いサラダを、2人は時間をかけて食べ終えた。量は二人分の倍以上ある物で、ほとんどは鼓の腹の中だが。
「美味しかったよつーくん。ありがとう」
「お粗末さまでした」
食べ終わった皿を流し台へ。鼓は絶対に遼介にさせないと決めていた。
そうして洗い物をする鼓の背に遼介は張り付く。
「ねぇ....、つーくん。やっぱり俺プレゼント欲しいなあ」
そう甘えた声で言われ洗い物を中断する。
「そうですよね。遅れますけど、何がいいですか?今度外出許可貰って来ます」
「外になんて出なくていいよ。欲しいものはもう決まってる。」
手を引きソファーまで連れてこさせると、遼介は鼓を股の間にすっぽり座らせてしまった。
遼介が何が言いたいのかを何となく察し、逃げる準備をするも後ろから抱かれ逃げられない。
「つーくん」
「なんでしょう...?」
「俺のこと名前で呼んで?それがプレゼント!」
「むりです」
(1回呼んだらその後もずっと呼ばされる、絶対そうだ!そんなことしたらまためんどくさいことになる!)
「えぇ〜、プレゼント今欲しいなぁ。遅れてじゃなくて」
「だめ、他のにしてくださいっ」
鼓は必死に首を振って拒否をする。
「つーくん。今日は俺の誕生日です!俺の言うこと一つ聞くこと!」
(まず先輩が誕生日忘れてたのが悪いのに。知ってたらちゃんとプレゼント買えたのに...)
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