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ご褒美欲しさで頑張ったから 3

まず、服のボタンを外されシャツを捲り上げられた。 この時点で恥ずかしいというのに、遼介は更にズボンを脱がし下着だけにしてしまった。 脱がす前に鼓は「恥ずかしいので枕を抱えます」と宣言しており、その通りに枕を胸に抱え顔を隠している。 「もう嫌だ……」 「早いね」 「…このまま寝たいです」 「だめだよ、服着なきゃ風邪引いちゃう」 「じゃあやめて寝ましょうよ。今日はサービスで俺からキスしてあげて子守唄も歌ってあげます」 「グゥッ……………………」 短く唸ったあと、遼介は勢いよく首を振り魅惑的なお誘いだけど、辞めておくと悔しそうに行った。 (あー、くそ、ダメだったか……) 口汚く罵る。 「じゃあ触るよ」 「っ、どうぞっ」 ギュッと目を瞑り枕も平たくなるほど抱きしめる。 「ヒッ」 遼介が触れたところは、胸だった。 「や、やめっ」 初めて触られたはずだが、鼓は奥の方で熱くなるのを感じ直ぐに身を捩った。 それを遼介が逃がす訳もなく。 「じっとして」 「む、り、ぁ、やぁっ」 暴れる足を押さえつけて、唇で()む。途端、身体をびくつかせ本気で逃げようと、枕を投げ捨て腕で抵抗する。 「や…だぁっ、」 「可愛い……」 「ぁっ、んんっ、な、そこ舐めな、……ふぁ」 生理的な涙が頬を濡らしそれを遼介が舐めとる。 足を離し、今度は腕を片手で一纏めにして身動きを封じた。 「ぁ、ぁぁあぁっ」 カリ、と噛まれると甘い痺れが全身を駆け回り胸を反らしてしまう。 そうするともう思うツボで。 もっとやって欲しいの?エッチだね、と揶揄われた鼓は、違う、と喘ぎ喘ぎにしか言えずそれすらも聞こえないよと流される。 「やめ、てっ、やだ、やだ、」 「きもちいね、つーくん」 「ちが、や、ぁっ…」 「きもちいね、」 「ぁぁ、あっあんっ」 やがて、出しはしないものの軽くイってしまったらしく、鼓はクタリと身体を弛緩させた。 「つーくん分かってる?ここからが本番だってこと」 「……も、むり」 「それは聞けないお願いだね、鼓」 耳元で名前を囁かれると身体が勝手に飛び跳ねる。 (こんなの、俺じゃ、ない) 「下着すごい濡れてるけど。感じたんだ?」 「っ」 「脱がせるよ」 「だ、」 だめ、やめて、と言い切る前に全て取り払われてしまい鼓は覚悟を決めるしかなかった。

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