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待ち合わせは“リビング”

雰囲気を味わいたいから、という遼介の要望によりデートの時間等をメールで連絡し合う事となった。 それぞれの部屋で。 意味あるの?と鼓は思ったものの、鼓自信もその雰囲気を楽しみたい気持ちが勝り了承してしまった。 『明日何時がいい( ˙꒳​˙ )???』 『服も買う予定なので、早めがいいですね』 『(-ω-)ウーン…俺起きれるかな。つーくんキスして起こしてよ( *¯ ꒳¯*)✨』 (今すぐ、部屋に乗り込みたい) ギュッと拳を握り締めて、思いとどまらせた。ゆっくり息を吐き文字を打つ。 『頑張って起きてくださいね』 『…うん、そう言うと思ったυ´• ﻌ •`υ 遊園地の開園時間が10時からだから、明日は8時半位に待ち合わせだね』 『待ち合わせ、ですか?』 『うん、待ち合わせ場所はリビングだよ(*^^*) 緑のカーテンがある大きな窓の所ね』 鼓は意図せず吹き出してしまった。待ち合わせ場所が”リビング“とは。当日は2人が寮住まいなのに加え、車移動になる為、待ち合わせは要らないのだ。 『分かりました あ、お昼ご飯はどうしますか?』 『んー、遊園地で食べてもいいけどつーくんのお弁当も食べたいなぁ(๑ ˊ͈ ᐞ ˋ͈ )ƅ̋』 『持ち込み可なら持っていきましょう』 『ᐠ( ᐛ )ᐟヤッタアアアアアアアアアアアア オオオオオ\\└( 'ω')┘//オオオオオ (☝ ՞ ՞)☝ウェェェェェェェェェェイ!!!!!!』 今度も鼓は吹き出してしまう。 (なにその顔文字…っ…てか先、遼介顔文字多くない?) 肩を震わせ少しの間収まるのを待っていると、ピコンピコン,ピコンピコンと連続でメールが入ってきた。 どれもこれもが鼓を心配するものであり、これに返信しなければ直ぐに部屋に駆け込んで来そうなものばかりだ。 「だ、だめっだ…ふふ、ツボに入っ、たっ」 だが鼓の笑いは止まらない。 その内、電話が掛かってきてしまう始末。 「はぃ、」 『……え、なんでつーくん笑ってるの?』 「遼介の絵文字が面白くて…ふっ」 『えぇ〜そんな事かぁ…心配したんだよ?心筋梗塞とか脳卒中とかくも膜下出血とか』 「すみません、大事ないですよ」 『そう、ならよかった。それでは、明日のデートは8:30にリビングの大きな窓の所で』 「はい、おやすみなさい」 『おやすみ』

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