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Happybirthday!!! 1

side 鼓 (エイプリルフールの話とは繋がってません) そういえば俺、遼介に誕生日言ったっけ。 思ったのは、前日のこと。まぁ言わなくても良いかなとは思った。 自分の誕生日を自ら言うだなんて、なんかプレゼントを欲しがってるみたいでやだったし。 結果は、遼介が俺の誕生日を忘れるはず無かった、と言えば分かってもらえるだろう。 朝起きたら、0時00分00秒丁度にメールが送られてきていた。もちろん遼介から。 『お誕生日おめでとう、つーくん。愛してる』 遼介にしては短いなぁなんて考えつつ、普通に遼介と学校に行って、授業を受けて。 その間、何人かには誕生日おめでとうと言われた。古木にも。古木に関してはプレゼントもくれて、結構嬉しかった。中身は手紙と、BL本と、安眠枕と、コン○ームだった。 ねぇなんなの、安眠枕とコン○ームって。安眠もクソもないじゃん。ヤれって言ってるようなもんじゃん。 少し疲れながらも、安心出来る部屋に戻ってきて、リビングへのドアを開く。 目を瞬いて、もう一度廊下に戻った。 え、今の何? 頬を抓り自分が起きていることをしっかり確認してから再度部屋を出た。 見間違いじゃ、ない。 部屋には飾り付けがされていて、煌びやかに装飾されていた。 テーブルには俺の好きな料理やお菓子。 窓にはカラフルなシールが貼ってあって、壁には「Happybirthday」の文字のプリントが。 それだけでも圧巻なのに、もう1つ気になるものが。 何故かプレゼントが、部屋にある観葉植物のところに全て集められていたのだ(クリスマスじゃないんだけど?)。 「す、すご……」 その数、数十個。

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