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Happybirthday!!! 2
大小問わず置かれた箱に、ついおびき寄せられそうになるけど、ハッとして留まった。
テーブルの陰に隠れて、こっそり撮影(ビデオカメラ、かな?)を試みている遼介がいたから。
一応声をかけると諦めたように出てきてくれた。
「残念。つーくんがプレゼントに嬉しすぎて飛びつく姿が欲しかったのに」
「飛びつきませんよ流石に!
……でも、色々とありがとうございます。こんなに用意してもらって、嬉しいです!」
「良かった。そこのプレゼントは詩帆と隆盛の分もあるからね、当然だけど」
当然なんですか、それ。
取り敢えずご飯食べようかと促されて椅子に座った。よく見ると椅子も装飾されている。可愛らしいお花が散りばめられていた。
遼介がロウソクを立ててお祝いしようとするから、恥ずかしいからと丁重にお断りする。
ってか、ケーキに15本以上もローソク立てるとぐちゃぐちゃになるから!!!
「改めまして、お誕生日おめでとうつーくん」
「ありがとうございます」
切り分けられた俺の好きな種類のケーキ。……いつ俺、好きなケーキの種類言ったっけ?
「つーくんが居てくれるだけで、俺は毎日幸せだよ。傍に居るだけでこんなにも心がほっとしたことは無いんだ。つーくんが笑うと俺も嬉しいし、つーくんが喜ぶと俺も楽しい気分になれる。つーくん、ありがとう」
特に何も、していないのにお礼を言われて擽ったくて。ケーキを口に運びながらモゴモゴとどういたしまして……?、と口にした。
「じゃあつーくん。お待ちかねのプレゼントなんだけど」
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