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絢爛豪華な部屋 4
鼓の息が落ち着いた頃、遼介は再び話を、と促した。
今から言うことの羞恥なのか、今されたことの羞恥なのか。耳まで真っ赤にし顔を手で覆って鼓は言う。
「ベッドで遠くても……お、俺は遼介がいてくれればそれでいいです……っ」
「……」
「なんか言ってください、じゃないと頭突きします」
「暴力的。でも、ありがとう。俺もつーくんがいればそれでいい」
「も、う……恥ずかしい、やだ」
ゴソゴソ、動き出だす鼓を遼介は愛おしそうに抱きしめた。意外と冷静である。
「(ああああああああぁぁぁ!つーくん可愛い天使マジで可愛すぎる!平常心!平常心だ俺!ああ、でも!可愛い!!!語彙力がなくなる!!)」
全く持って冷静などではなかった。
次の日は予想外にも平和的に過ごし、放課後を迎えた。
ちなみに、遼介の部屋に一時的に移ることを詩帆と隆盛、古木に言ったところの反応がこれである。
詩帆『俺は許さない!鼓くんの、鼓くんの貞操が……っ!そんなことならもう別れてしまいさい!』
何キャラだ。
ついでに、別れろと言われた瞬間鼓の目が本気で潤んだため、隆盛と遼介によって縛られている。口も塞がれた。
隆盛『節度ある生活をするんだぞ。弛んだ生活は今後の暮らしに支障を来す。性生活なんて以ての外だ』
だから何キャラだ。
鼓はこれを言われると、パパ……?と首を傾げ、縛り上げられた詩帆を呻かせていた。
罪深い。
古木『危険が少ないならそっちの方が良いし、氷川先輩となら安心だな!』
1番まとも。
かと思われたのは本の一瞬で。
古木『先輩の部屋に行くってことは、大量に写真撮られるってことだよな〜。×××な写真も……ぐふふ』
誰一人として、マトモに反応する人はいなかった。
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