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メリークリスマス…? 4
(え、もう1月終わり弱…?まだ私クリスマス編書いてるんですけど…?サボってるんじゃないんですよ、いやほんと…すみません。私も本編書きたい)
12/25 2:30
(あー…さすがに今日は夜這い来るわけないよねとか思った俺が馬鹿でした。ってか今何時?…え、丑三つ時…こっわ!)
夜中に目覚めると、暖かな腕に囲われていた。
無理矢理連れて帰らされた鼓は、帰ってそうそう遼介に目を合わせることなく部屋にこもった。
部屋の外で何かを言う遼介を完全無視。
鼓の部屋は防音なのに叫んでいる声が聞こえてるということは相当な大声。
(ご近所迷惑!って、俺以外この階いないけど)
鼓が住んでいるのは7階。その他の生徒は7階に何故か立ち入り禁止となっている。それは全理事会長が、問題発言をした鼓を遠ざけるためにしたと言っていたがそれも真実かは定かではない。
数十分後、漸く静かになったことで鼓は寝ることが出来た。鍵は遼介が平然とピッキングしてくる為もう諦めて閉めていない。
さすがに喧嘩した昨日の今日で夜這いすることなんてないだろう、と鼓は考えていたらしいが甘かった。
遼介にとって、それはそれ、これはこれ、なのだ。
(俺、遼介の基準が分からないよ…)
何となくこのままだとなし崩しに許してしまいそうで、怖くなる。
それじゃだめ、遼介を起こしてちゃんと話を聞こう、と抱きしめられている状態から顔を上げ遼介の方を向くと。
「ひっ」
「あ、起きたんだねつーくん」
「び、びびびびびび、びっく、びっくりするじゃないですかぁ!!」
なんと、お面を被っていた。
しかもピエロ。そして起きていた。
夜中に見るピエロはなかなか…不気味である。
「もしつーくんが目を覚ました時に、遼介の顔なんて見たくない!って言われても大丈夫なように被ってみたんだ」
(遼介の基準が分からないよ!!!)2回目。
「むしろそんなお面被られてたら余計に嫌われるとか思いません?!俺ホラー系苦手だって言ってますよね?!」
「え、ピエロはホラー部類に入ってるの?」
「ピエロのホラー映画いっぱいあるじゃないですか」
「あ、あー…うん、………ごめんなさい」
素直でよろしい。
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