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はじめて 2
すぐに出てしまった鼓は恥ずかしくなり、息を荒くしながらベッドに倒れた。体を丸めて息を整えようとするも、それを遼介は許さない。
すぐに体を起こすと鼓の乳首を優しく咥え、ちろちろと舌を動かした。鼓はぶんぶんと首を振りながら必死で快楽を逃そうとする。
「あっ、やぁあ…!」
以前触られたのは体育祭のときだったが、その時も胸は気持ちよかった。あの時から触っていなかったが、いや、触られていなかったが…確実にあの時より気持ちよさが増していた。
だが恥ずかしさは変わらずそこにいて、鼓は顔を赤くしながらうう、と唸った。
すると遼介が鼓の腕をそっと押えて話し出す。
「鼓、かわいい」
「かわいくな…」
「鼓はかっこよくてかわいいよ」
胸元で遼介が喋る。正直そこで話すのは擽ったいからやめて欲しかったが、腕を押さえられてるため抵抗することが出来ない。
(俺が抵抗するって分かってて、押えたんだ…この、この鬼畜)
「なんか鬼畜って聞こえた」
「エスパーか!」
遼介がエスパーで怖いことはいつも通りだ。
このまま笑い話して終わらないかな、と一瞬鼓は思ったが、そうはいかないらしく、遼介がまた鼓の乳首を咥えた。
「はっ、、あ…やめ、それ…ひぁあ」
右の乳首を舐られ喘いでいると、片手が現れ、空いている方の乳首をカリ、と引っ掻いてきた。
「―っ!!」
びくり、と体が跳ねる。そんな、いじり方、前はしてこなかったのに。
鼓は口から出る嬌声を押さえることすら許されず、ただただ喘がされた。
そのうち遼介は押さえていたもう片方の手を鼓腕から離すと、下生えの中にあるソレに指をからませた。鼓のソレは既に復活しており、硬くなっている。
触られた瞬間鼓は軽く悲鳴をあげた。
「い、いまさわらなっ、でえぇ…」
「今触るからいいんじゃん、ね?」
鼓は気持ちよさから涙を流しながらヤダヤダと暴れる。でも本気で暴れている訳では無い。ある程度は覚悟は決まっているからだ。
遼介は1度鼓から離れると、自分の来ていた浴衣を寛げ下着を脱いだ。
ぶるん、と勢いよく跳ねるように遼介の性器が現れる。
(で、か…)
臨戦状態になったソレを見て鼓は、あんなの入るの…?と、不安になった。が、それを見越してか遼介は優しく笑いかけ、「入るよ」と残酷にも言った。
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