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はじめて 3
鼓は本気で無理かもしれないと小さく頭を振って尻込みをした。
「ちょ、つーくん大丈夫だから。まじで逃げようとしないで」
「来ないでデカチン…」
「つーくんの口からちんこって単語興奮す、いやごめんって」
今それを言うかという目を鼓がすると遼介が慌てて謝ってくる。そのまま鼓がベッドの端まで逃げるため、遼介も追いかけてベッドに乗り込む。
そしてそのまま鼓の腕を引いて押し倒した。
逃げられず、鼓は遼介を下から見上げた。
「鼓は…俺とするの嫌?」
「嫌、なわけ、じゃ…」
「じゃあじっとしてて」
耳元で遼介が囁く。びくっとして鼓が軽く飛び上がると、遼介があれ?という顔をした。鼓も驚いた顔をする。
「つーくん耳弱かったっけ」
「俺も初めて知りました…」
(そう言えばあんまり遼介に耳触られたことない)
にや、と遼介が笑う。鼓は嫌な予感がして耳を塞ごうとしたが、先に動いたのは遼介だった。
ふーっと息を吹きかけられ、ペロリと耳朶を舐められる。鼓が体を固くして震えるのをいいことに、遼介はそのまま行為を進めた。
「い、ぁっ」
「ほんとに弱いんだ」
「やめ、やめて、遼介!」
「かわい」
「〜〜っ!」
逃げられない。鼓は遼介の腕の中でひたすらに悶え、喘がないように努めた。
しかし遼介はすぐそれに気が付き、声出さないのと耳元で呟く。
「出したくな、」
「可愛い声聞かせて」
ぎり、と鼓が奥歯を噛み締め声が出そうになるのを我慢すると、遼介が鼓の口に指を入れた。
「んぐっ」
「ほーらー、声出して」
「ひゃあああ!」
いい声だね、と遼介が言う。それすら感じてしまい、ぞわぞわとした感覚が鼓の背筋を走った。涙目になりながらばたばたと暴れると、遼介がようやく鼓の耳から口を離した。
そして鼓の立ち上がった性器を優しく掴むと、ぐりっと鈴口を強く捻るように弄った。
「ひぅっ」
そして今度は反対の耳にふぅ、と息が吹きかけられる。片方の手は口から引き抜かれ乳首に添えられた。ぴんっと弾かれると、体がビクリと跳ねる。
「いあっ、や、んっ、…ひぃああ」
喘ぎ声が止まらない。首を振ってやだやだをするのに、遼介は止まってくれない。気持ちいがつらい。
「も、むりいぃ…しんじゃっ…」
「死なない、死なせない」
「ひああ…っ」
その声ですら鼓にとっては快感に変わってしまう。鼓は行き場のない快感にただただ喘いだ。
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