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第15話

  あ~、めっちゃカッコよかったな~。   なんか時代劇とか見てるみてーだった。   だって、ずーっと前にお祖母ちゃんと一緒に行った   京都の映画村で見た、時代劇の模擬撮影と全く   おんなじだったんだ。   東高の青年は持ってた細長い袋からスッと   竹刀を取り出すと、ビシ!ビシ!ビシ!   っと流れるような動きで南高の3人を叩き伏せた。   胴を打たれて呻きながらしゃがみ込む奴らに   追い討ちをかけるように蹴りまで食らわせる。   ケンカ慣れしてねーどころか、   ゴロツキもビビる鬼畜っぷり! 『この自慢の美肌に2度と消えないアザ、こさえる  んじゃなかったのー?』   竹刀の切っ先を三人組のリーダーっぽい奴の   おでこにガッと当てて、その人は言った。 『ツルんでねぇとケンカもできねぇような奴らが、  格上に向かって歯向かうんじゃねぇよ』   (う”……う、わぉ!!)   僕はこの瞬間、この人に惚れた。   その時3人組の1人がはっと気付いたように   言った。 『あ、コ、コイツ、東高の都村……!   ヤベ、逃げろっ!』 『ゲっ! 都村? すっ、すいませんでした!  失礼致します』   腹をさすりながらヨロヨロと立ち上がると、   ペコペコ頭を下げながら散って行く南高の奴ら。   東高の都村……聞いたことある。   ダウンタウンの”ケンドースクール”で   毎年全米武道大会とかへも出ちゃってる   高校生らしいんだけど。   知らずにケンカふっかけた南高のバカ共が   メッタメタにのされて、今じゃ南北のグループを   裏で仕切ってるとか。   もちその話しの信ぴょう性はかなり怪しいもん   だけど。   実際僕のがっこでは、滅多に他人の事なんか話題に   したりしねぇから、ちょっと大げさに言われてん   のかと思ってた。   少なくとも僕の知ってたグループでは   話に聞いたこともなかったし。   ──けど。   この人が、ジェイコブ・都村……。   竹刀を袋にしまい、何事もなかったかのように   路地を歩き出す都村さん。   ―― っつーか、僕も無視っすか!?   ちょーっと待ったぁぁっ!! 「ま、待って! アニキーー!」   僕はサクサクと進む都村さんの足に必死で   縋りついていた。 「……なに?」   僕の存在に今気付いたとでもいうように   都村さんが足に絡まる僕を見下ろす。   そんな冷たい一瞥をくれたあと、   またサクサク歩き出す。 「わーーっ! 待って! お願いします!   この僕を……男にしてやって下さいッ!」 「って、お前……オカマかゲイなの? それとも、  俺に筆下ろしして貰いたい、とか」 「あ、い、いえ。そういう意味じゃないです。ぼ、僕、  柊大地って言います。都村さんに惚れました!   舎弟でも子分でも、パシリでもいいんであなたの傍に  置いて下さい」 「わーりぃ。そういうの間に合ってるから」 「じゃあせめてさっきのお礼、させて下さい」 「そーゆうのも間に合ってるから」   返事早っ! 「お、お願いします! 何でもするから!」 「…………」   しつこく縋りつく僕にうんざりしたような   顔をしてから、都村さんは言った。 「ホントに何でも?」 「何でも!」 「なら、今すぐこの場で俺の咥えろって言われたら、  出来るか?」   今にして思えば、あれは都村さんがしつこい僕を   諦めさせようとして言ったんじゃないかと思う。   でも、その時の僕はそんなコト考えもしなかった。 「喜んで!」   その時の僕は、都村さんから気にかけて貰うべく、   とにかく必死だった。   ―― ってゆうか、いつもは悪たれ共に無理矢理   やらされてたフェ*も、憧れの都村さんのを   できるんだと思ったら、嬉しくてドキドキした。   僕は縋りついたまま膝立ちになって、   都村さんのズボンのファスナーを下ろす。 『ちょっ! おまえ……っ、マジかよ』   都村さんのモノを口に含むと、   無表情だった都村さんがちょっと眉をしかめた。   僕の口が気持ちいーのかな?    って思ったらすげー嬉しくなって。   固くなりはじめたそれを喉の奥まで咥え込む。 「―― は……クソ……ヤベぇ……」   彼の切羽詰まった言った声にゾクゾクした。   都村さんのソレは小柄な体の割にすげーデカくて。   僕のなんか比べるまでもなく、   他の誰より雄々しい。   すっかり固くなったそれは口いっぱいで   ちょっと苦しかったけど、   そんな固さや大きさまで超クールとか   ますます萌えちまって、   僕は一生懸命目の前の……にしゃぶりついてた。   溢れる唾液も気にせず、   夢中になってジュパジュパ舐めてたら、   都村さんの手がオレの頭を引き離そうとする。 「も ―― もう、出るっ。離せ」   僕は都村さんのなら飲んでもいいと思った。   だから、自分の後頭部へ置かれた都村さんの手は   どかして、都村さんのジュニアを尚も強く   吸いまくった。 「こ、こいつ ―― ふざけんな」   上目遣いに都村さんを見つめ、ニッコリ、   得心の微笑み。 「う”、マジ、やば ―― イク……」 『……んむっ……』   根本までずっぽり咥え込んだモノが口ん中で   大きく膨らんで、熱いものが噴き出した。   ドクンドクン ――と、何度も吐き出される。   頑張って飲み込もうとしたけど、   予想外にいっぱい出て口から溢れて顎から喉に   垂れていっちまった。   あ~ぁ、もったいない……。   それにしても、量は然ることながら、   濃度もハンパなかった。   他の連中のそれを口ん中に出されんのは   すげーイヤだったのに。   都村さんのそれはもっと欲しいと思った。   僕は少しでも残ってないかと思って、   全部吸い出すように、しつこく丹念にそれを   舐め続けた。 「だいち……だっけ?」   ぼ、僕の名前覚えてくれたんだ! 嬉しい……。 「なんかやけに慣れてねぇ?   いつもこんなコトしてんの?」   いつまでもしゃぶり続ける僕を引き剥がして、   ナニをしまいながら都村さんが言った。 「あ、ハイ。僕、新学期に越してきた新顔なんで、  先輩たちのさせられてるんです。あ、あの……  気持ちよかったですか?」 「まぁな ―― でも……」 「―― でも?」 「てめぇも漢(おとこ)ならボコられて肋骨の2本や  3本へし折られようと野郎のチ*ポ自分から進んで  咥えたりすんな。胸糞悪くて反吐が出らぁ」   って言い残し、何事もなかったよう、   颯爽とこの場を立ち去って行った。   その後ろ姿も超かっこ良くて、僕は都村さんに   追い縋る事さえ忘れていたけど、   その都村さんとまさか自分の家で再会し、   お父さんから   ”彼はしばらく家に居候する事になった”なぁんて   夢のような言葉を告げられるなんて……

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