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第174話 R18

 あれからすぐに準備を始めるのかと思ったのだけど、そうではなく。俺は仰向けになりながら、いっぱい深く甘いキスを落とされ、胸への愛撫もたくさん受ける。  「ん……んぁっ、あっ、胸、だめっ」  「だめ……どうして?」  「だって……じんじん、しちゃう、のぉ……」  クリクリってされると、まだ胸だけなのに、頭がとろとろに蕩けちゃっう。だって、それくらい気持ちが良い。先生に触られるのが、気持ち良くて仕方ないの。  「……可愛い」  するりとアソコを撫でられ、ビクッと身体が震える。胸を弄られて敏感になった身体は、ちょっとの刺激にも過剰に反応した。  「はぁっ……ん、ああっ」  すぐに出てしまったけど、また先生の綺麗な手で擦られて硬くなってしまう、素直なアソコ。  「ああっ……や、だめっ」  (さっき出たばっかりなのに……!)  また出ちゃいそうで。口では駄目だって言っても、本心はそんなことなくて。この先に見える快感に、すごく期待をしていて。それなのに、その前に手を止められてしまった。  「ふぇ……せん、せ……?」  唯一羽織っている浴衣を背に、荒い息を繰り返していると、おでこにチュッと唇を落とされた。  「ちょっと、待っててな」  先生が隣の机の引き出しから、何かボトルみたいなものを取り出す。見ると、それにはたっぷりと何か液体が入っていた。  (そうだ……準備……)  「……それ……」  (女の人も使うのかな……それなら……)  希さんの顔が浮かび、つい不安そうな顔をしてしまったのだろう。それに気づいてくれた先生が、眉を寄せて笑った。  「新品だよ。心のために買った」  「俺の……?」  聞き返すと、先生はバツが悪そうな顔をする。  「今日みたいに突然でも大丈夫なように、用意してた。だから、変な心配しないでな?」  「は、い……」  先生が嘘つくわけなくて。コクッと頷くと、「いい子」と微笑んだ先生が、俺の浴衣を完全に脱がし、身体をうつ伏せにさせた。  「や……」  お尻を高く持ち上げられ、恥ずかしくてちょっと抵抗してしまったけど、スルリと腰を撫でられて自然と力が抜けてしまう。  「恥ずかし……」  「大丈夫。可愛いよ」  「うぅ……」  パカっとボトルのフタを開けた先生が、手に液体を取る。それを先生が両手でなじませると、ヌチュと音を立って、それが恥ずかしくて、シーツを握って羞恥心に耐えた。  「触るよ」  瞬間、ヌルッとした人肌くらいの温度と、俺より硬い指の感覚が、お尻から伝わってきた。それは、入り口周りをほぐすように、クルクルと動く。  「んっ」  「気持ち悪くない?」  先生の言葉に首を振る。変な感じはするけど、気持ち悪くはなかったから。それよりも……。  「せんせいは……?汚く、ない……?」  俺にとっては、そっちの方が不安だった。さっきまではえっちをすることで頭がいっぱいで。でもよく考えたら、ここは排泄器官なのだ。  (普通に洗ってはいるけど……それで良いのかな……)  先生の綺麗な指をこんな汚い所に入れるなんて。本当は嫌だって思ってるかも。そんな心配をかき消すように、先生が優しい声を出した。  「汚くないよ」  「でも……」  「んー、本当に汚いとは思わないけど……気になるなら、今度洗い方も練習しようか?」  「洗い方……?」  「うん。なんか、色々あるらしいから」  本当は全部俺が一人でしなくちゃなのに、一緒にやろうとしてくれる優しさに胸が苦しくなる。不安は全部一緒に持ってあげるよって言われてるみたいで、嬉しくなるの。  (ちゃんと綺麗にして、先生を受け入れたい……)  「でも……今度?今じゃなくて……?」  「ん。取り敢えず今日は、深くまでは入れないから」  再び微笑んだ先生が「息吐いて」と言うので、素直に空気を吸ってから吐き出す。すると、ツプ、とお尻の中に指が侵入してきた。

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