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第176話 R18

 「心……おいで」  抱き上げられた俺は、先生の膝の上に座るような体勢になった。  「せん、せ……ごめんなさい、ごめんなさっ」  まだ準備段階なのに、上手くできなくてごめんなさい。子どものように泣きじゃくる俺の目に溜まった涙を、先生がチュッと吸いとった。  「心、落ち着いて。謝る必要ない。呆れてもないし、もちろん怒ってもいない」  「じゃあ、なんで……」  (指を抜いたの……?)  そう目で訴える俺に、先生は困ったように眉を寄せた。手は俺をあやすように、背中を撫でる。  「心が気持ち良くなれないなら、こんなことする必要ないんだよ」  「でも、やだ……やなのっ。先生に、して欲しいっ……」  それは先生の優しさだって分かってるのに。俺のことを思ってくれてるからだって分かってるのに。どうしてもわがままを言ってしまう。  「先生を、早く、気持ちよく、したい……の」  蚊の鳴くような声でそう言い、しばらく沈黙が続く。先に折れたのは先生の方だった。  「……じゃあ、気持ち良いことしてくれる?」  「ふぇ……?」  「で、心はそっちに集中してて。そしたら、少しは楽だと思うから」  その意味はよく分からなかったけど、俺はコクッと頷いた。すると、先生は自分のベルトを緩めてジッパーを下げ、下着の中から大きく立派なモノを取り出した。それを見て、思わずゴクリと生唾を飲んでしまう。  「俺の……触れる?」  そんなの聞くまでもないことで。すぐにコクコクと頷くと、先生は小さく笑い、俺の両手を取った。そして……。  「ふぇっ!?」  すっかりふにゃふにゃになっていた俺のと、一緒に握らせたのだ。  「せ、せせせせんせいっ!?」  (先生のと俺のがくっついてっ……)  アソコから先生の熱が伝わる。それだけで、胸がバクバクして。増した興奮は、素直な自身に反映され、ソコは徐々に硬くなっていった。  「握っててな」  耳元で囁いた先生が、先程のボトルを手に取って、そして中の液体をタラリと俺たちのモノにかけた。  「ひゃあっ」  冷たくヌルヌルする感覚に身体がビクつく。ボトルをベッドに置いた先生は、俺の両手を上から包み込んで、それを上下に動かした。  「んっ、あ……」  「こういう風に……出来る?」  「あ……あっ、ん」  拙くも、なんとか教えられた通りに上下させる。グチュグチュ、と水音が鳴るのが、酷く淫らで。それをしているのが自分だと思うと、ものすごく恥ずかしくなる。  (でも……やめたくない)  とっても恥ずかしいけど、絶対にやめたくなかった俺は、二つのモノを包み込むように、必死に手を動かした。  「そう……上手。もう皮の剥き方も覚えたろ?心が気持ち良いようにして良いから……」  すると、先生の手が離れていき、お尻の方へと伸びていった。

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