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「痛かっただろ、センセェ、かわいそーにな」 クロの両腕に上半身を捕らわれた一ノ宮の涙の滲む目にシロは小さく笑いかけた。 もう一つシャツのボタンを外して隙間を大きくし、片方の胸元だけ外気に露出させると。 つねられて充血し、尖りきってしまった乳首に、舌先をそっと。 「あ……ん」 「ん……ほら、あれ……痛いの痛いの飛んでけ的な」 シロは揶揄するように囁いて痛みに疼いていた突起を優しく優しく、ゆっくり、慰めるように四方から舐め撫でた。 「あ、あ、いや、ぁ……」 器用な舌が乳首に絡みつく度に一ノ宮は声を上擦らせ、頬を紅潮させ、体の芯まで滾らせた。 この双子はまるで媚薬だ。 理性が崩れ落ちて身も心も快楽の奴隷と化してしまう……。 シロの傲慢極まりないペニスがろくに解されていなかった一ノ宮の後孔を慌ただしげに行き来する。 小さな小さな肉孔は無残に抉じ開けられ、捲れるほどの勢いある抽挿に咽ぶように延々とヒクついた。 「あ、ぁん……っいやっ、いやぁ……壊れちゃう……ッ」 書棚の枠組みにしがみついて懸命に立っている、マフラーもコートも身に着けたままの一ノ宮。 スカートのようにコートを捲り上げて滑らかな尻丘を冷気に曝し、じっくりと食すようにペニスを咥え込むアナルの肉圧を貪りつつ、シロは尋ねた。 「なぁセンセェ、何が壊れんだよ……?」 「あ……シロ君の、おちんぽで……お尻壊れちゃぅ……」 「ただの尻じゃねーだろ、淫乱尻だろ」 「あっぁぁん! あ……っ! あ……っ!」 適度にセットされていた前髪がはらりと眼鏡にかかり、シロに後ろから突かれる度に嬌声を零す一ノ宮の真正面には、クロがいた。 「ごめんね、センセェ、さっきのお詫び……ね」 愛液に塗れて濡れ光る一ノ宮のペニスにむしゃぶりついていた。 やたら咀嚼音を盛って全力で啜っては亀頭を絶え間なく刺激し、竿まで念入りにしごき、その上、双球まで掌で緩々と揉み転がしてきた。 「なぁ、センセェ……俺に淫乱尻の奥まで掻き回されながらクロにクンニされんの……感じる?」 「ぁ……感じる……っ……感じる……」 すでに唾液塗れになっていた唇をより押し拡げて、シロは、温む口内に指を二本突っ込んだ。 一ノ宮は一切のためらいも抱かずにシロの指を舐め、しゃぶり、吸った。 色香の滴り落ちる半開きの双眸で当然のようにご奉仕した。

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