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11-猫耳年越大晦日

年越しそばを食べずに大晦日を過ごすのは一ノ宮にとって初めてのことだった。 「あ……っいや、だめ……にゃっ……あぁぁんっ!!」 ちなみに猫耳カチューシャをつけた生クリームプレイでもって新年を迎えるのも初めてのことだった。 師走の最終日、そろそろ新年を迎える真夜中。 住宅街の外れにある和風な平屋の一戸建てにて。 「このプレイ、懐かしいな、センセェ」 「もっとにゃんにゃん鳴いてみて?」 奥にある板間の寝室、アンティーク調の広々としたベッドで。 私大文学部の准教授である三十代後半の一ノ宮は学生であるシロクロ双子に挟まれていた。 普段は同じ色に髪を染め、同じピアスをし、同じ服を着ているシロとクロ。 最近、どちらも黒髪に戻して、今現在は素っ裸、猫耳カチューシャと銀縁眼鏡しか身につけていないクールビューティー准教授にこれでもかと擦り寄っていた。 「にゃぁぁ……っ二人いっしょに、指いれちゃっ……嫌にゃ……っ」 一部の女子学生に「一神(いちがみ)サマ」なんて呼ばれているクールビューティーのはずが。 生クリーム塗れの後孔を双子から同時指姦されてすっかり理性が溶け落ちた美人准教授。 「俺とクロの指、ナカで擦れてイイだろ?」 頬に飛んでいたフワフワ生クリームを正面のシロにべろりと舐め取られて。 「センセェの甘々お尻、すっごくおいしそ、早く奥まで可愛がってあげたーい」 すぐ背後に寄り添うクロに耳たぶを甘噛みされる。 生クリームでとろとろな仮膣をシロクロ双子の中指・薬指、つまり計四本の指で念入りに拡げられる。 仕舞いには泡を散らして高速指ピストン。 奥に生抽入された生クリームを掻き出すように内壁を激しく擦り上げられ、一ノ宮は堪らず正面のシロにしがみついた。 好き勝手に指姦されて独りでに揺れる腰。 体底に植えつけられた快楽が全身に速やかに隈なく満ちていく。 「あ……んっ、もう、むりにゃ……っ」 「んー? 何が無理なの、一ノ宮センセェ……?」 背後のクロが後孔と同じく生クリーム塗れな乳首を片方抓った。 「にゃんっっ!!」 本当に甘い味のする乳首をコリコリと捏ね繰り回されて一ノ宮は切なげに仰け反る。 次にシロにもう片方の乳首を抓り上げられて。 両方の乳首をシロクロ双子にそれぞれ捕らわれて捏ね繰り回されつつ、仮膣奥を相変わらず執拗に擦り上げられて。 一段と生クリームに塗れた一ノ宮のペニスが小刻みに悶絶した。 「やっ……もうむり……ほしい、にゃっ……ほしいにゃ……っ」 爪まで立てて絶叫した一ノ宮の美人唇にシロはかぶりついた。 「んむっっ」 「ん……そんなに俺達のことほしいのかよ、ど淫乱センセェ……?」 「んむむっ……んむぅ……っは……っほしいにゃぁ……突かれたくて堪んないにゃぁ……」 「センセェ、かわいすぎ~」 「んぷぷぷっっ」 今度は交互にキス攻め。 窒息寸前まで唇を塞がれて、やっと息継ぎできたかと思えば、もう片方に即座に再び塞がれる。 「ん……っん……っはっ……シロく……クロくん……っ」 最終的には同時にキスされた。 二人の舌でいっぱいになった口内。 縺れ合う唇の狭間から甘い唾液が次から次に滴り落ちていく……。

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