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11-2
「にゃっ、にゃあっ、にゃぅっ、にゃぅぅンっ」
仰向けになったシロから騎乗位で容赦なく突き上げられて一ノ宮は仰け反りっぱなしだった。
シロの膨れ育ったペニスが肉孔を行き来する度に結合部から生クリームが弾け飛ぶ。
抉じ開けられた尻孔は荒々しいピストンを喜んで受け入れる。
熱く蠢く奥の奥まで歓迎し、我が子さながらにきつく抱擁し、まるで離すまいと締めつけた。
「あんっ、いい……ッシロくん、シロくん……ッもっとぉ……私のナカ、掻き回して……」
自分の腹に両手を突いてぎこちなく腰をくねらせ、濡れそぼった眼差しで見下ろしてくる一ノ宮にシロは何もかもが奪われていくような心地になる。
いとおしいくらいの束縛感に体も心も明け渡して。
自分に跨らせた年上の男の尻を両手で鷲掴みにし、思う存分、突き上げた。
「は………………ッッ!!!!」
甘い汗を散らして一ノ宮は感極まった。
射精には至らずにドライで達した。
「あ……ッあ……ッあ……ッ」
突き上げが止まってもビクビクと痙攣する体。
乳首もペニスも痛いくらい勃起させ、病みつきになりそうな陶酔感に溺れていたら。
「いっちゃったの、センセェ?」
クロが背中に擦り寄ってきた。
「ン……クロくん……」
「ね。俺も挿入れていい?」
「今、俺の番だぞ、クロ」
唇を尖らせた弟のシロに兄のクロは笑う。
「センセェのナカだと、さ。一番近くに感じられるってゆーか」
片割れの隆起を深々と呑み込んでヒクヒクと震えている一ノ宮のソコをそっとなぞる。
「あン……」
シロの荒ぶるピストンに髪を振り乱した余り、猫耳カチューシャが落ち、眼鏡がずれていた一ノ宮はそっと背後を見やった。
「俺とシロは双子なんだなーって。体で実感するってゆーか」
笑うクロと目が合って、一ノ宮は、かつて一度も目にしたことのない双子の過去を覗き込んだような気がした。
『こんな名前、嫌いだったよ、センセェ』
「……クロくん……来て……?」
上体を前に倒してシロに密着する。
欲に滾ってあられもない結合部を少し恥ずかしそうに曝してみせる。
「センセェ……二輪って久々じゃねぇの、平気かよ、ッ」
一ノ宮からキスされてシロは目を見開かせた。
再び双子に挟み込まれようとしている一ノ宮はシロとクロを交互に見、美しく整った唇をそっと波打たせた。
「私自身知らない、私の奥まで……もっと調教して……?」
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