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13-4
「センセェ、もっと口開けろ」
一ノ宮は目の前に迫るシロに言われるがまま口を大きく開けた。
「ん、む……」
顔を斜めに傾けたシロに改めて深々とキスされる。
頻りに角度を変えては奥まで、わざとらしく水音を鳴らして舌先を絡ませ合う。
捲れた羽毛布団の下で唇と同様に密着した下半身。
ベッドに横向きに寝そべって向かい合う一ノ宮と、ボクサーパンツをずり下ろしたシロのペニスはヤラシク擦れ合い、その頂きは先走った透明な汁に塗れていた。
「っ……あ……!」
シロとの濃密なキスに耽っていた一ノ宮が不意に甘い悲鳴を上げた。
無防備にはだけた上のパジャマ以外、何も身に着けていない彼の背中には全裸のクロが相変わらずくっついていた。
意味深に動く腰。
若々しく膨れ上がったクロの熱源は一ノ宮の後孔奥まで潜り込み、不規則な律動で愛しい肉壺を堪能していた。
「あーーー……センセェんなか、一番あったかい……」
蕩けた囁きが鼓膜に滴り落ちて一ノ宮はぎゅっと眉根を寄せた。
最奥をゆっくり、グリ、グリ、小突かれる。
後ろから回された手に両方の乳首を摘ままれ、捏ね繰り回される。
「ぁ、ぃゃ……っ」
「あ……今の声、かわいーね……ねーねー、もっと聞かせて……?」
「っ、ん、ぅ、っ、ぁ」
「乳首いぢられて、センセェの、もっと硬くなったな……なんつぅかガチで淫乱乳首だよな……堪んねぇ……」
「ッ、ん~~……!」
クロが率先して捏ね繰り回し中の乳首をシロに舐め上げられ、双子の狭間で一ノ宮は切なげに身をくねらせた。
「だ、めぇ……乳首、そんな、二人一緒に色々しないで……」
「どして? きもちいーでしょ?」
「センセェの乳首、舌触り抜群だな、クセんなる」
シロはコリコリと育った突起をクロの指ごと舐め回した。
同時に器用に腰を遣ってペニスにペニスを擦り当て、不埒な摩擦を愉しんだ。
「ん……ナカ、キツキツ……」
「センセェの、イキたそうにピクピクしてんな」
「し……してなぃ……ピクピクなんかしてなぃ」
三人分の唾液に濡れそぼつ唇を弱々しげに動かし、端整な顔を歪ませている一ノ宮にシロは見惚れる。
「もっと強い刺激くれてやるよ」
一ノ宮は惜しみなく色香を放つ双眸を見開かせた。
シロの口内に手厚く招かれたペニス。
のっけから激しく貪られて滑らかな喉を痛々しげに反らした。
「ほらほら、いっちゃお、センセェ……?」
クロからは乳首をしつこく抓られ、後孔奥を深めに一頻り激しく突かれた。
我慢できなかった。
双子の連携プレイになされるがまま一ノ宮はしどけなく達した。
シロとクロの狭間で恍惚の海に呑まれながらも、一ノ宮は、ずっと心を引き攣らせていた。
『お母さんやおじいちゃんみたいに、もう置き去りにされたくない』
二人にもう何も失ってほしくないと思う。
でも、自然の摂理で私が先に旅立つのは免れられない……。
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