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 髪の毛をかき混ぜるようにして頭を撫でられ、服の中にいれられた手が背中を這う。じわじわと染みこんでくる彼の熱に、胸のこわばりもほどけてゆく。  覚束ない手つきで、彼のボタンを外していく。なんとか全てのボタンを外し終えて、恐る恐る彼のシャツを脱がしてゆく。 「……、」  暁くんは、シャツの下にタンクトップを着ていた。これを脱がせば、彼の肌が露わになるだろう。  タンクトップの裾を掴み、少しずつめくりあげてゆく。けれど、彼の体がみえてくるほどに心臓がバクバクといって彼の腹部が見えたあたりで手が止まってしまう。彼の体に触れたいのは間違いないはずなのに、心の奥に眠っているものが、どうしても。 「朝霧さん」 「あっ……」  暁くんが僕の手を掴む。そして、ゆっくりと、タンクトップの中に僕の手を誘う。 「手、握りしめないで。ゆっくり、開いて。……そう」 「……っ」  力が入って、ぎゅうっと拳を作った手を、彼に誘導されながら開く。そうすれば、上から手を重ねられ、彼の胸に手のひらを押しつけられた。ギクリとして、思わず手を引っ込めそうになったが、彼は放してくれない。 「……俺の体、どう?」 「……、熱、……い」 「うん……そうだね。朝霧さんのことを考えているから、火照ってる」 「……、」 「もっと触って」 「あ、暁、くん……」 「朝霧さん。……もっと。」

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