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第3話
指が抜けて、荒く呼吸する俺の顔を、菊池の勃起したペニスがペチペチと叩いた。
「舐めろ」
「ん…」
ベッドの淵に座った菊池。俺は床に膝をついて菊池の足の間に体を入れ、ペニスの先端にちぅっと音を立て吸い付いた。
太いカリの部分を舌で舐めて、裏筋を下から上へ、舌を押し付けるようにして舐める。フェラは得意じゃないけれど、下手なりにやっていれば菊池も感じてくれたみたいで、先端から先走りが溢れた。それ舐め取り、塗りつけるように舌を動かす。
「あ、ぁむ…っ」
「は…っ」
口いっぱいにペニスを頬張って、菊池に満足してもらえるように、喉奥までそれを招き入れた。俺が苦しいと喉奥が締まって、菊池はそれが気持ちいいみたい。
「っ、ご、ぇ…」
「上手だ。もういいぞ」
口からそれを出すと、ペニスもテラテラになってて、さっきよりもグロテスクに見えた。
涎をぽたぽたと垂らしていた俺の腕を掴みあげた菊池は、そのまま俺をベッドにうつ伏せに寝かせて、後ろからペニスを挿入してくる。
「っ、あ、あぁっ!」
「まだキツいな…」
「ぁ、あぅ、あ、い、たい…待って、菊池…待ってっ!」
菊池のはデカいから、もう十分解れたと思ってたけどまだだったみたい。
「ユイ、悪いけど無理だ」
「ぇ、あ…っ、あぁっ!い、いた…っ!」
「お前の事、めちゃくちゃにしてやりたい…」
「んっ、ひぃっ、いぃっ!!」
痛くて逃げたくても、上から押さえつけるかのように菊池に覆い被さられたら抵抗なんてできない。
律動する菊池の動きが激しくなると、段々痛みは薄らいで、代わりに与えられるのは大きな快感。俺の感じるところを重点的に突いてくるから、ひっきりなしに声が出る。
「あっ、あぁ──ッッ!き、くち、待ってぇ…お願いっ、お願いぃっ!」
「は、はぁ…っ、中に出すぞ」
「ぁ、んっ!出して、中、全部出して…っ!」
パチュパチュと肌同士が当たる音が激しくなって、中に熱を感じたと同時に、その音の間隔が長くなった。
俺の体は菊池が達したのと同時に、中でイッたみたいで、細かく震えている。
「っは、ユイ、もう1度だ」
「ん、んぁ、あ…!」
体を仰向けにされて、開かされた足。膝が胸につくんじゃないかってくらい体が折り畳まれて、また後孔にペニスが入ってきた。
***
「結局何回出した?3回?」
「いや、4回」
「あ、そう。1回、5万ね。だから全部で20万」
「ああ」
お腹の中、タプタプしてる気がする。
菊池が財布から札束を出して、俺の手に乗せた。1枚1枚、丁寧に数えた。けれど何度数えても数が合わない。
「ねえ、20万だよ?これ、30万もある」
「弾むって言っただろ。」
「こんなに…?いいの…?」
「ああ。どうせ殆ど子供に使うんだろ。それくらいあれば少しは自分の好きに使えるんじゃないか?」
菊池ってば、こんなに優しいのに極道なんだから、人って見た目によらないよな。
でも、本当、すごく助かる。
「あ、ありがとう…。貯金する…」
「貯金?使わねえのか?」
「使いたい、けど…これから、晴麗が大きくなって、もっとお金がかかるようになるから…」
先の事を考えると、貯金するに越したことはない。
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