「あっ……んんっ……そ、そこは―――だめっ……」 すぐ隣には、ぐっすり眠っているとはいえ――僕の大好きな日和叔父さんとカサネ達がいる。こんな無様に喘ぎ声を出している姿を見られるくらいなら、いっそ死んだ方がマシだ。 大きな声を出す訳にはいかない。 しかし、その得たいの知れない黒いモノの手付きも中々の物で、まだ快感に慣れていない僕の胸元・腹・そして緩く勃起しかけた下半身を絶妙な手付きで撫で回し、下半身に至っては――やわやわと揉んだりぎゅっと握ったりと好き勝手に刺激してくる。 その度に胸元にある二つの桃色の突起が、ピンと立ちあがり――ここぞとばかりに、体温が感じられない人形のように無機質な指の腹で擦ったり、握ったりと刺激してくるのだ。 「んっ……い、いいっ……いいよ……日和叔父さん……もっと……もっと……してっ……」 ―――どくんっ ――びゅっ……びゅくっ あまりの快感に体を震わせながら、あろう事か小声とはいえ大好きな日和叔父さんの名を呟いて固く目を瞑りながら――とうとう、我慢できずにパンツの中に吐精してしまった。暫くその快感の余韻に浸り、ガクガクと体全体――足先までビクビクと震わせながら、改めて目の前に存在する得たいの知れない黒いモノを見てみた。 ―――その黒いモノは僕の顔をしてニヤリと笑っていた。