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第63話

「んっ……んむっ……んぶっ……!!」 「あ~……いいぞ、その調子でしっかり喉マ○コでしごけよ――因みに歯を立てたら、問答無用で夢月達に撮影した写真を見せるからな……分かったら――もっと熱心にしゃぶれ……淫乱な糞餓鬼が――」 ――パシャッ…… ――カシャ、カシャッ…… (く、悔しい……悔しい……今すぐにでも、この男のコレを噛み千切ってやりたい……で、でもそんな事をしたら――夢月まで酷い目にあわされるかもしれない……) 辺りに響き渡るカメラのシャッター音を耳に入れながら、尚も般若のように恐ろしい光という男の言いなりになるしかなく――僕は必死で初めてするフェラという行為をし続ける。 と、その時―――光という般若のような男が、ぶるっと身を震わせた。そして、乱暴な手つきで僕の口をから勃起しきったモノをずりゅっと引き抜く。 「その生意気な面に――ぶっかけてやるから覚悟しろよ?そうしたら、今日は許してやるよ――まあ、そうした所で可愛い可愛い日向ちゃんは、これから一生俺のペットだけどな」 「やっ……やだっ………やっ……んんっ……!?」 ――ドピュッ……ビュッ……!! 「あ~……その涙が混じった情けねえ白濁まみれの顔――最高。夢月達にバラされたくなきゃ――この事は黙ってろよ?まあ、このカメラがある限り――可愛い可愛い日向ちゃんは歯向かえねえけどな」 般若のようにひきつった恐ろしい顔をした光という男が――ぶるっと震えて先端から白い欲望を僕の顔に吐き出した後、なんの躊躇もなくカメラで撮ってからそれをポケットに仕舞うと――そのまま泣きじゃくる僕などお構い無しに踵を返して屋敷へと戻ろうとする。 と、その時――― 「う、うわっ……な、何だよ――これ!?」 「……っ…………!?」 バサ、バサと―――光のちょうど真上にある木から大量な何かが緑色の葉っぱに混じって下へ下へと勢いよく落ちてきたのだ。 ―――それは、様々な種類の虫だった。暗くてよく見えなかったものの、カブトムシらしきものもいれば芋虫らしきものもいた。その中でも蝉がいるのは独特な鳴き声で分かった。 「おい……変態の糞野郎が―――何でてめえ如きが、オレの可愛い日向ちゃんを苛めてんだよ……それと、日向ちゃんって呼んでもいいのはオレだけなんだよ――分かったら、とっとと失せやがれ―――この最低野郎が!!今に罰が当たるから――覚悟しろよ?」 「く、くそっ……覚えておけよ……」 その大量の虫達は光だけを目掛けて真上の木から落ちてきたため、彼は顔をひきつらせて真っ青になりつつ虫を払うと――木の上にいるであろうカサネへ向かって舌打ちしてから、脱兎の如く走り去ってしまうのだった。

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