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第124話

※ ※ ※ ※ シャァァァ~………… ザァァ~………… 何故、こんな事になったのだろうか―――。 あれから、小見山くんの剣幕に辟易してしまった香住くんが去っていき、僕は小見山くんと二人っきりで浴室の脱衣場へと入った。 小見山くんは無言のまま、僕の服へと手をかけると―――そのまま、少し乱暴な手つきで僕を裸にしてしまう。そして、彼も服を脱いでから―――僕が抵抗する間もなく強い力で腕を掴むと強引に浴室の中へと入って行くのだった。 「…………」 「……あ、あの…………小見山くんっ……」 「……お前、あいつのこと――ー好きなのか?だから、今でも……こんなにココを勃たせてんのか?」 熱いシャワーのお湯を浴びながら、小見山くんが僕のすぐ側まで体を寄せてきたかと思うと、急に予想外の言葉を耳元で囁きながら問いかけられてしまう。もう少しで小見山くんの柔らかな唇が僕の耳たぶに触れてしまいそうな至近距離なせいで、思わずーーーくすぐったさと他の感覚が僕の全身へと瞬時に駆け巡りビクッと体を震わせてしまう。 「ち……違う……っ……違うよ……僕は―――香住くんが好きなわけじゃ……な……」 「…………じゃあ、これから俺がすることに……抵抗すんじゃねえぞ?」 「…………?」 世界で一番……とはいえなくとも日和叔父さんが大好きで大好きで堪らなくて叔父さんのモノになりたいと感じている僕が、香住くんを恋愛感情込みで好きな訳がない―――。 慌てふためきながら小見山くんの問いかけに対して顔を僅かに赤く染めつつ否定すると、彼は満足げに笑ってきて未だに勃起してしまっている僕の下半身に存在するモノを最初はムギュッと少し強めに握ると―――そのまま、モニュモニュと包み込むように焦らすかのようにゆっくりと手を動かしつつ握ってくるのだった。

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