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第216話
下着の上から叔父さんのペニスを触るだけじゃ物足りない。もっと、気持ちよさそうな表情を浮かべる叔父さんの姿が見たいと思った僕は内心ドキドキしながらも震える手でゆっくりと下着をおろす。
『いいか、ここを舐めるのを___フェラチオっていうんだよ……男は誰でもこうされると気持ち良くなるもんだ。いずれ役にたつかもしれないから――いっそのことこの場で練習してみるか?』
かつての記憶___あれは、確かまだ幼い頃、光太郎とわだかまりなく過ごしていた頃の記憶だ。僕と光太郎、それに幼馴染みの美智瑠くん、あと美智瑠くんのお兄ちゃんの皐月さんと一緒によく遊んでいた頃、もう一人___土橋という皐月さんと同い年の男の人から言われた言葉で、あの時は意味も分からずニヤニヤ笑って股間を触らせてくる土橋という男の人から泣きながら逃げ去ってしまったのだけれど___もしかしたら、今がその役に立つ時なのかもしれない。
(あの時、もう少し詳しく教えてもらえば良かったかな……いや、でも__やっぱりそうしなくて良かったかも……こんな恥ずかしい事は大好きな日和叔父さん以外の人とはしたくないよ……)
日和叔父さんの___父さんよりも僅かに大きくて太いモノが下着をおろした途端にあらわとなり、びくびくと律動する度に僕の胸の高鳴りが激しくなっていく。ついに我慢できなくなって、叔父さんのモノの先っぽに唇を寄せて吸い付くように優しくキスすると、その度に若干叔父さんの体がピクピクと震えて半開きとなった彼の唇から甘い声が聞こえる。
もっと、その声が聞いてみたいという欲望が抑えきれなくなった僕は歯をたてずに注意しながら叔父さんのモノ全体を覆うようにして咥えると、そのまま舌を使ってアイスクリームを舐めるようにチュパチュパと水音をたてつつ吸い上げる。
「……あ……っ…………ん……」
暫く吸い上げていると、唐突に叔父さんのモノが膨らんで__さっきまでとは比べ物にならないくらいに激しく震えた。そして、その直後に先端から勢いよく苦くて白い液体が吹き出したせいで僕の口内はドロドロした白い液体まみれになってしまったのだけれど、このまま咳き込んだり吐き出したりしたら叔父さんが起きちゃうかもしれないと思って何とか飲み込んだ。
「んっ……ひ__かげ兄さん……っ……」
まだ興奮が抜けきらない僕が夢見心地でいた傍らで、大好きな叔父さんは、やっぱり寝言で父さんの名前を呟いた。
モヤモヤした気持ちを抱きながらも、明日も学校に行かなきゃいけないので__僕はため息をついてから日和叔父さんの隣に横たわるのだった。
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