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「そうだよ!なんだよ、5日間一緒に過ごせって。5日たてば何が変わるってんだ!変態臭く繋ぎやがって、こっちの迷惑も考えやがれ!!」
「……………」
「何がしたいのかサッパリわかんねぇよ!けど、ちょっとはお前のこと理解しようと思って話してたんだろうが。それの何がわりぃんだよ!あぁ!?」
「……………」
捲し立てるように一気に喚く。
黙って聞いている千田の態度が余計三園を刺激し、昨日から溜め込んでいた思いを吐き出させた。
「仲良しごっこだ?こんな扱いされて、誰が仲良くしたいと思うってんだ!勘違いしてんのは千田の方だろうが!俺はお前とオトモダチになりたいなんて思っちゃいねぇよ!!鎖がなきゃ、今すぐ出ていってるに決まってんだろうが!!」
「………そう」
強く睨み付けたまま一息に告げる。
溢れ出た感情のままに喚きハァハァと息を切らしていれば、ポツリと響く千田の声。
三園は目を疑った。
「やっぱり繋いで正解だったな。」
そこには綺麗に頬笑む男の顔があったー。
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