22 / 62

4-6

「そうだよ!なんだよ、5日間一緒に過ごせって。5日たてば何が変わるってんだ!変態臭く繋ぎやがって、こっちの迷惑も考えやがれ!!」 「……………」 「何がしたいのかサッパリわかんねぇよ!けど、ちょっとはお前のこと理解しようと思って話してたんだろうが。それの何がわりぃんだよ!あぁ!?」 「……………」 捲し立てるように一気に喚く。 黙って聞いている千田の態度が余計三園を刺激し、昨日から溜め込んでいた思いを吐き出させた。 「仲良しごっこだ?こんな扱いされて、誰が仲良くしたいと思うってんだ!勘違いしてんのは千田の方だろうが!俺はお前とオトモダチになりたいなんて思っちゃいねぇよ!!鎖がなきゃ、今すぐ出ていってるに決まってんだろうが!!」 「………そう」 強く睨み付けたまま一息に告げる。 溢れ出た感情のままに喚きハァハァと息を切らしていれば、ポツリと響く千田の声。 三園は目を疑った。 「やっぱり繋いで正解だったな。」 そこには綺麗に頬笑む男の顔があったー。

ともだちにシェアしよう!