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「な、に…笑ってんだよ」 僅かに自分の声が震えていることに三園は気づかなかった。 背筋がゾワゾワする。 押さえ付けられ、今まで見せていた笑顔とは全く異なる微笑みを浮かべる千田を、初めて『怖い』と感じた。 「良かった、三園に『オトモダチ』願望なくて。だって僕が望んでいるのはそんな温いものじゃないもの。」 「っ!?」 グリッと腰に硬いものが押し付けられた。 今のこの状況に頭がパニックに陥りかけていても、それが何なのかは分かる。 分かるが、理解できなかった。 「ね?三園が僕のこと意識してくれてるってだけでこんなだよ…」 「や、め…何擦り付けて…んんっ!」 唇に熱いものが重なる。 視界に泣き黒子が映り、三園を見つめる千田の瞳は熱を孕んでいた。 ヌルリと濡れたものが差し込まれ、それが千田の舌だと認識した時には三園の舌に絡み付き好きに動かされた。 「んっ、は…やめ…んっ!」 クチュクチュと咥内を掻き回され、尖らせた舌先が上顎を擽る。 嫌だと思っているのにそこを擽られるとゾクッと身体が震えた。 「ツッ!!!」 ガリッと響く音と口の中に広がる鉄の味。 顔を離した千田が口元を手で覆った瞬間を狙って、自由になった腕を振り上げた。

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