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痛み
「師匠…」
師匠の部屋を訪れたはいいものの入りにくくて扉の影に隠れてしまう
師匠は本を読むのをやめて俺の方を向いた
「何してる早く来い」
その言葉を聞いて俺はゆっくり師匠の元へ行く
正直心臓がなり過ぎてさっきから息苦しいし痛い
「経験は?」
傍まで来た俺の腰を抱き寄せて師匠は俺に問う
俺はフルフルと首を横に振る
「なら初めては痛いぞ」
「覚悟の上です」
俺の顔をジッと見詰めてくる師匠を俺はジッと見つめ返した
暫く見つめあったのち師匠が何かを諦めたかのような顔をして俺の腕を引っ張りベッドの上に寝かせた
「やると言ったのはお前だ。途中で辞めてって泣き叫んでも辞めないぞ。俺好みの体にしてやる」
「が…頑張ります…」
そう言って俺の服を脱がし始める師匠
俺はそこでハッとして服を抑える
「おい…」
「う,上は……脱ぐ必要無いですよね…」
俺はそっと目線を逸らしてしまう
見られたくない…
俺は目を瞑り微かに震えてしまう
「腕の焼印が気になるか?」
俺はドキッと心臓が跳ねる
どうして…
「なんで知ってるんだって顔だな。バカかお前
俺がお前を拾ったあの日,手当してやってただろ。その時に全部見た」
「あ……」
「あのな,あんな焼印どっかの一族の馬鹿な風習だろ
そんなもんに一々怯えててどうする
お前はお前だろ。不幸者でも何でもねぇ。
俺がテメェを世界一幸せにしてやるよ」
「……どういう…ぁ」
それってどういう意味ですか…て聞こうとした瞬間服を剥ぎ取られてしまう
それからズボンも脱がされて俺は恥ずかしさにうつ伏せになって丸まってしまう
言葉の意味を聞き直す事も出来ずただただ今更訪れる羞恥心に肩を震わせる
「背を向けたままでいいからそのまま尻あげれるか?」
「こう…ですか?」
俺は言われたままに腰を浮かせ尻を突き上げる
この格好,物凄く恥ずかしい…
そう思ってるのも束の間,ズキッと違和感とともに痛みを感じる
「いッ!!」
生暖かいモノがお尻辺りに垂れてきてソレを塗りたくるように師匠の指が這う
そしてまた俺のナカへと侵入を試みる
「あぐッ…ヴ…」
圧迫感と痛みで頭が真っ白になる
正直ここまで辛いとは思ってなかった
俺はベッドのシーツを握り締めて痛みに耐える
「レイラ,力抜け」
「ん…んぅ…ぐぅ」
俺は言われた通りできる限り力を抜く
勿論俺のアソコは勃つわけでもなく萎えきっていてソコを師匠は優しく撫でるように触ってくれていたが効果は特に無かった
5分くらいだっただろうか
ナカから指が引き抜かれてまだ若干痛みはあるものの圧迫感が無くなって楽になった体をベッドへと完全に預けてしまう
「やはり辞めておくか」
「…」
師匠の言葉に若干寂しく思う
俺がちゃんと感じられる身体ならこんな苦労はさせないのに…
「でも…」
「辛いだろ…指一本であんなに痛がってたら当分は出来ない」
俺はしゅんっとする
「優しすぎます…」
別に俺の身体なんて気にせず手荒く抱かれても良かった
それくらいの覚悟だった
「別に優しくないだろ。お前にだけだ」
俺はその言葉に目を見開く
バクバクと心臓が高鳴ってしまう
それって……
師匠は顔を背けてしまったけどその顔は確かに赤くなっていた気がする
あの師匠が…
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