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第230話 ※【R-18】
だけど行為は慣れているとはいえ、薬を使われ亜也斗の指示でそれを行われると思うと恐怖で身が竦む。
勝手に溢れ出す涙は枕に顔を埋め、それに滲ませることで何とか隠した。
「あうっ……ん……ンんッ……あっ……」
徐々に降りていく吉良さんの唇が胸の頂に到達し、右の尖りを口に含まれた。そして舌先でコロコロと転がしたり強く吸ったりする。
一際チュッと吸って離すとまた舌先で紅く熟れたそれを転がし、その周りの乳輪も舐めて再び口に含むというのを何度も繰り返されて甘い痺れが脊髄を走った。
「あぁぁんっ……あ……やぁっ……ンんっ」
「ドコも感じやすいな、お前……」
からかうように吉良さんにそう言われ、顔を赤くするが声は止められない。こんなに優しくされるのは初めてだった。
いつも身体に這う男の人の唇は痛いほどにきつく吸いつき、無理やり紅い華を散らされていたから……。
なのに吉良さんはあくまで優しく、でも情熱的にボクの肌に唇や舌先を滑らせていた。それを気に入らないとでもいうように見つめていた亜也斗は、彼にローションのボトルと細身の玩具を投げて寄越す。
その眼差しはコレを使えと言っていた。
もう片方の胸の粒も同じように愛撫していた吉良さんは途端に眉間に皺を寄せたが、何も言わずローションのほうだけを手に取る。
そして徐ろにボクの脚を立てて両側に開かせると、手のひらにローションをたっぷり垂らして手を擦り合わせた。その間も彼の視線はボクの中心に注がれ、外されることはない。
同じ年頃の人に見られ慣れていないボクは変に羞恥心を煽られ、思わず脚を閉じて身体を捩り身体を隠そうとする。
けれど強制的に元の位置に戻され、尚且つ彼はカメラの位置を確認してボクの下腹部が映り易いようにした。
「やっ……やだ……ぁ………あぅ……」
「抵抗するな、怪我はさせたくない」
そう言うと吉良さんはヌメる手のひらをボクのおしりのほうに持っていき、後ろの窄まり辺りを軽く指で撫でる。
それからその周辺を何度か往復してやわやわと押しては揉みしだくようにした。
まるでマッサージをしているようなそれに、初めて経験したボクは首を傾げてしまう。彼は何をしているのだろう?
いつもならもうこの時点で、ボクは男の人のもので後ろを深く貫かれていた。
本来なら受け入れる場所ではないところへ無理やり挿れるものだから、終わったあとは必ずそこは血塗れになるのだ。
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