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第232話 ※【R-18】
もうダメだと思った瞬間、狙い定めたように後ろの窄まりのある一点を指で擦り上げられた。
「―――ふぁっ!? ……ぁ…ああああぁッ!?」
お強請り――イッてもいいかお伺いを立てる暇もなく、ボクは呆気なく吉良さんのお口の中で爆ぜてしまう。
あまりに強過ぎる刺激は混乱を呼び、荒い息のまま焦点が合わず霞む目で傍らにいるハズの彼の姿を探した。
ボクのものから口を離した吉良さんは顔を上げると、何かをコクンと嚥下する。
けれどすべては飲みきれず口の端から溢れる白い液体を、彼は親指で拭ってそれをまたペロリと舐めた。
それが先ほど自分が出したものだと分かると、ボクは顔を真っ赤にさせて更に狼狽える。
「ごめ……なさっ……ボク…ボク、なんてことっ…」
「気にするな、それより……もういいか?」
「…………うぅ?………」
どこまでも冷静な吉良さんは上半身を起こすと、まだ後ろの窄まりに挿入したままの指を中でクチュリと掻き回した。
そこにはいつの間にか彼の指が3本も入っており、中で指がバラバラに動いて刺激する。堪らずボクは喘ぎ声を上げて吉良さんの腕に縋り付いた。
「ひゃうっ!? や……やぁっ……ぁ……」
でも彼は指を轟かせては出し入れを繰り返し、そ こ が十分に柔らかくなったことをボクに知らしめる。
このままではまたイカされてしまう。そう思ったボクは何を聞かれたのかも分からないまま、コクコクと頻りに頷いた。
すると吉良さんは荒い呼吸をしながら上に着ていたTシャツを勢いよく脱ぎ捨て、バックルにも手を伸ばして外し前を寛げてから自身をそっと取り出す。
そこは既に臨戦態勢と言えるほど膨張し、先端も先走りで濡れていてヨダレを垂らしたように透明な液体がしとどに溢れ出ていた。
「………あ…ぁ……ウソ……おっきぃ………」
今まで見てきたどの人のものよりも大きい、それがボクの第一印象だった。恐怖のあまりぶるりと震えてしまう。あんなのがボクの中に入るワケがない……。
もし入ったとしてもそこは許容外のものによって引き裂かれ、とてつもない痛みを伴うのは分かりきっていた。
瞬時に恐れをなしたボクは、何とか逃げ出そうと身を捩ってバタバタと暴れ出してしまう。
しかし突然の抵抗にも吉良さんは動じることなく非力なボクを抑え込むと、周りの者に目配せして数名がカメラに映らない範囲で上半身を無理やり拘束した。
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