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第7話
翌朝。
りくとが気になり早めに起床するみずき。
後の2人はまだすやすや夢の中。
とりあえず安心し、朝の支度を済ませ仕事までの間に朝食の準備をする。
そうこうしていると寝室から泣き声が…
慌てて向かうみずき。
「ごめんごめん、よしよし」
泣いているりくとをあやしているアキラ。
「どうした?」
「落ちたみたい」
「ベッドから?」
「うん、オレも寝てたから分からないけどハイハイして落ちたかな」
アキラが寝ていた場所とは反対側に落ちていた。
「大丈夫だろうか?」
とりあえず抱き上げあやしながら心配する。
みずきが抱くと次第に落ち着くりくと。
「うーん、しっかり泣いてるし大丈夫だと思うけど、様子は見とくよ、どちらか起きたら目の届く所に移動させた方がいいと思う」
「あぁ、すまない」
「ううん、オレ起こしてくれてもいいし」
「いや、まだ休むか?」
「ううん、起きるよ」
「そうか、朝食もうすぐできるから」
「ありがと、りくとのは?」
「できてる」
「じゃ食べさせてるから」
「あぁ、ありがとう」
そんなこんなでいつもと違う朝の時間は過ぎて…
「じゃ、仕事に行くから何かあれば連絡してくれ」
とりあえずオムツも替えて、お腹いっぱいになったりくとを寝かしつけて出来るだけ世話を済ませてアキラに任せる。
「うん、まあなんとかやってみるから、いってらっしゃい」
「あぁ、行ってくる」
いつものようにキスを交わしてみずきを見送る。
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