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恋をする甘党の彼_10 ※

 目元を赤く染めた真野の姿がとても色っぽい。 「休日に真野と過ごす時間が心地よくて好きだ。俺に好意を持っていてくれる限り、ずっと続くんだって思っていた」  真野の好意に甘えて自分から何もしてこなかったんだと、さらに距離を縮めていく。 「のぶ、さき、さん」 「真野、好きだ」  唇にかるく触れるくらいの口付をすれば、ふにゃっと顔をゆがめて涙を流す。 「うそじゃ、ないですよね?」 「あぁ。嘘じゃない」  愛してるよと深く唇を重ねる。絡まり合う舌は熱く欲を乱し。 「ふ、あぁ……」  すっかりたちあがってしまった真野のモノに、信崎の手が遠慮なく触れる。 「ちょ、信崎さんッ」 「キス、気持ちよかったな」  俺もだよと、真野の手を掴んで今度は自分のモノに触れさせた。 「……うそ」  顔を赤く染めて嬉しそうに真野が見つめてくる。 「なぁ、もっと気持ち良くならないか?」 「え、や、でも」 「こんな状態で、嫌だなんていわせないぞ?」  そう口角を上げて真野を見れば、真っ赤になって信崎を見つめていた。 「本当に、良いんですか?」 「あぁ。真野を抱きたい」  と顔を近づければ、真野は照れながら嬉しそうに微笑んだ。  真野の乳首に食らいつきながら、もう片方も摘まんで刺激する。 「んんっ、のぶさきさんッ」  もっと感じたいとばかりに胸を張り、突起した箇所を主張され。舌先で転がしてちゅっと音を立てて吸い上げれば、赤くぷっくりとした箇所は唾液で濡れてテラテラとしている。 「あぁ、んッ、俺の乳首、じんじん、かんじちゃう」  真野がトロンとした目で見つめながら、濡れた乳首を指先で触れる。 「エロいねぇ、お前」  まさかヤっている時の真野が、こんなにもエロく、そして可愛くなるなんて。  もっといやらしい真野を見たいとばかりに、彼の視線に入るように指ごと舌先でいやらしく弄ってやる。 「やん、自分の指でこすれて、キモチイイ……」  と真野がふにゃっと表情を崩し、信崎の唾液で濡れた指を自分の口へと持っていき舌で絡める様に舐める。  それがなんとも扇情的で。信崎のモノは素直に興奮して更に大きさを増した。  そろそろ自分のモノが真野の中に入りたがっている。  真野をうつ伏せにして後孔に舌を這わせる。  ローションのかわりに唾液をたっぷりと滴らせ、指をゆっくりと中へと入れた。  入れた瞬間は身をかたくしていた真野だが、指が増えていくたびに切なく声をあげ、三本目が入った所で欲を含んだ目で見つめられ。 「のぶさきさぁん、後ろに貴方のおっきのが欲しい、です」  と、可愛く強請られた。  そんな事を言われ、自分の欲を押さえておくことは出来なかった。  指をぬき、真野の中へと自分のモノを進めていく。  あきらかに違う質量に、真野はひゃっと声をあげて息をつまらせる。 「ん、真野、力を抜け」  真野の背中を摩りながらゆっくりと奥へ進めていく。 「はぁっ、くぅ……、ふ」  メキメキと音を立て入り込んでいくうちに、辛そうだった真野に変化があらわれる。 「んッ、あ、……あぁ、ん」  身体が小刻みに震え甘い鳴き声を上げた。 「どうやら良い所に当たったようだな」  ニィと口角を上げ、そこを突き上げれば、ひゃんと声を上げてぎゅっと信崎のモノを締め付ける。 「はぁ、ん、そこ、きもちぃぃ」  恍惚とした表情で口を半開きにしながら快楽に溺れる真野に、信崎のモノが中で更に膨らむ。 「のぶさきさんの、また、おっきくなった」  いかにも嬉しそうにいうものだからたまらず内壁を激しく突けば、互いに絶頂を迎えて欲をはきだした。  

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