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前に体育教師として学校に潜入していたことがある巽に連れていかれた先は屋上だった。
「う、ひ、ぃ……っっ」
そう、まさかの屋上青姦、だった。
爽やかな青空の下、屋上の陰で、荒ぶるデカチンがずぶぶぶぶって……俺にINしてきた。
「た……たつみ、さ……」
しかも、駅弁プレイ、だった。
壁に背中預けた状態で、がっしり腰を抱え込まれて、ゆっさゆっさ、された。
「うひゃ、ぁ、んっっ……駅弁やばぃぃっ……!」
下半身には靴下と上履きだけ、下半身をヒン剥かれた俺は狐面つけっぱなしの巽に抱きついた。
「内から破壊するんだと」
え? なんて? 俺のこと内側から壊すって……?
「ひーーー……ッッ」
「ッ……急に締めんじゃねぇ」
「だっていきなり怖ぇこと言うから……ッ……お願い、俺のおけつだけは壊さないで……」
「……今のは佐藤の話だ」
あ。
それって、トンズラしていたはずの佐藤が戻った理由……?
「腐りきった〈帝国小町〉支援部を根こそぎぶっ潰すんだと」
「ぶ……ぶっ潰す……」
デカチン攻めで全身熱いんだけど、ぞーーーっとした。
だって、武器、魔法のドリルだかんね……ファンタジーな「魔法」がついてるとはいえ殺傷能力抜群な「ドリル」だかんね……こわッッ。
「……だから、締めんじゃねぇ、コーイチ」
俺のアソコでギンッギンに発熱している巽に耳元で注意された。
狐面越しでもゾクゾクブルブルするけど、頑張って正気保って、俺は質問した。
「……あ、のー。いっこ質問です、リーダー」
「何だ」
「佐藤ヒロインと、巽さんって、えーと」
「セフレだった」
ぎゃーーーー、正直に言い過ぎーーーーー。
「おっ、俺と現在進行形でヤッてる最中にッ……そんなこと、ふつー言うかぁッ……この非常識ぎつねッッ」
「お前が聞いたんだろうが」
「じゃ、じゃあ今日見たネットの記事って、はぁ、はぁ、また、そーいうカンケーに戻ったって、はぁ、はぁ、はぁ……!」
狐面越しに至近距離から泣きべそ寸前な顔を覗き込まれた。
「戻るわけねぇだろ、今後戻ることもねぇ、アイツとは終わった」
「じゃ……っ、じゃあ、なんで、あんな写真……撮られたんだよぉ……」
「仲よく抱き合ってるように見えたか」
「みっ……見えたよぉ……?」
「アイツが手にしてるナイフは見えなかったか」
「へっ?」
ナレーション:実のところナイフを隠し持っていた佐藤ヒロインとの静かなる決死の攻防を激写されていた狐党リーダー! 敵対関係にあるとはいえ、やっぱり相手は女の子、しかも元情事オトモダチ、手加減しつつナイフを奪おうとしていた殺気溢れる仮初ランデブーだったのだ!!
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