122 / 266

頭がムズムズする………… パッと目が覚めると、環が髪の毛を弄んでた 「あ!なんだよ!コレ!」 あっちこっちに三つ編みが編まれてる 「おはよー。碧」 「おはようじゃない!! 何かオレに言うことは!?」 「ごめんね?」 環は悪びれもなく笑顔で言ってきた 「軽い!お前……絶対反省してないだろ!!」「……碧も悪いよな。 あんな可愛いこと言われたり、見せられたりしたら我慢できるわけねーだろ?」 カァッと頬が熱くなる 「可愛くねーし」 「可愛かったよ。 俺の理性、吹き飛ばすくらい」 目が合って、気まずくて逸らす 「……本当は、優しくしてあげたかった」 頬を撫でられながら、じっと見つめられた 甘い感じの環にドキドキしてしまう 「…………ぶはっ!ダメ!我慢できない。 碧の頭、変すぎる!くくく……」 「お前がやったんだろ!?」 三つ編みを一つずつ解いてく 「……あ、あはっ!碧! 髪の毛、ふわっふわに、なってる……! ふっはははっ!」 環はツボだったらしく大爆笑 俺の頭は三つ編みの変な癖がついて確かにフワフワしていた なんだよ。そんなに楽しそうに笑っちゃって…… RRRR………… そうこうしてると環のスマホが鳴った

ともだちにシェアしよう!