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、
意を決して、碧を見つめる
「……環、好き…………」
「え?」
信じられない言葉が聞こえて、思わず聞き返す
心臓がうるさいくらい鳴っている
「……」
「碧……」
碧は真っ青になって、ベッドからフラフラと降りた
明らかに動揺して青くなる様子に今の言葉がまるで、空耳のように思える
「……今の違うんだ……その……今日は帰って!」
「待て!碧。落ち着けって……」
急いでシャツを羽織る碧の手首をつかむ
「碧」
声をかけたら碧の目にジワッと涙が滲んできた
「お前、あの人の事、好きなんだろ?
俺とは全然違う!!
優しくて大人で………」
あの人って、誰…………?
待ってくれ
なんで、そんなことになったんだ
「……碧。聞けって」
どうして、泣いてるの?碧
「なんで……俺に優しくしたんだよ。
恋人にするみたいに大事に……どうして……」
碧の声が震えてる
「……環」
涙が碧の目からこぼれ落ちて、やっと分かった
…………碧は俺が好き…………?
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