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第7話
「さてと……それじゃ 僕は一旦研究室に戻らないといけないから。虹は部屋でゆっくりしてて。」
「……。うん わかった。行ってらっしゃい。」
若干寂しい……というか心細い気持ちが強かった俺は不安気にティアを見つめてしまった。
「ごめんね。早く帰るようにするから…本棚の書物は好きに読んで。」
と、とてもすまなそうに笑うから 俺は頷くしかなかった。
そして1人残された部屋で意味もなくウロウロと歩き回ったり、ベッドに寝転んでみたり……。
荷物を紐解いてみたりもしたけど、何処にしまえばいいかも分からず……。
すぐに間が持たなくなって……本棚から一冊の本を取り出しペラペラとめくってみる。
どうやら育児書らしく……
そういえば、ティアは研究所の子供達に勉強を教えてる先生の仕事をしてるっていってたっけ…。
その勉強の本かな……。
俺にはまだ難しくて分かんないや……。
と パラパラと流し読みしてる間に……旅の疲れもあいまり瞼が重くなってきた。
こんなフカフカのベッド初めてだけど……
本当にヤバい……。気持ちいい……。
……。
…………。
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