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第32話
────「……あ、おはよ……ティア」
なんだかちょっと気恥しい。
「ふふ、おはよう虹。」
向かい合わせで、ぴったり身体がくっついた状態で目が覚めた俺は、ティアの腕の中で照れる…も、隠れる場所がない。
「虹……朝からこっちも元気だね。」
ティアの手が俺の下半身に触れる。
「あっ!わっ!ちょっと?!」
そ……それは……!!あの!えっと!朝だから!
「最近抜いてなかったから溜まってるのかな?」
慌てる俺をスルーして
「してあげる。」
そう言うと、ガバッとティアが俺に覆いかぶさって来て、また腕の中に閉じ込められる。
確かに、学童へ行って似顔絵を描くようになってからは、毎日疲れてて早くに寝ちゃってたから、特別レッスンは、、、おやすみって感じになってたけど…!!
朝からコレは刺激が強すぎる気が!
スルスルと、ティアの手が俺の服に侵入してきて、元気に朝から男の子って主張をしているかのようなそこを握り込まれ、息を詰める。
上下にやんわり擦られるだけで、身体がビクビクしちゃう。ティアの服を掴んでギュッて目を瞑って耐えるも、すぐに何も考えられなくなっちゃう……。
「っあっ!!……ん……っ」
解放感に弛緩する身体が自分のものじゃない感じがする。上がった呼吸を整えて……うっすら目を開けると、ティアが俺の顔をのぞき込んでた。
「……いっぱい出たね。」
なんて恥ずかしいこと言ってくるから、両手で顔を覆うしかできなかった。
うぅう こんなの慣れる日が来るんだろうか…。
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